双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

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畳半分在れば

|手仕事| かれこれ一月程前となるだろか。手仕事周りのための ”ささやかな” 作業場を、店の隅っこへ拵えたのである。 数年前に拵えた作業場*1は、次第次第、Aちゃんの読書スペエスとなって久しかったものだから、是は気前良く彼女に譲る形とし、目鼻の先へ作業場をお引越しすることとした訳なのだ。しかしながら新たなスペエスと云うのが、以前のと比べて随分と手狭い上、採光も全く無い。実に隅っこも隅っこ。壁と出っ張りとの僅かの間に在る、文字通りのデッドスペエスなのだけれども、幸いにコンセント…

地味好み

|手仕事| |本| 編みものこもの作者: 三國万里子出版社/メーカー: 文化出版局発売日: 2009/09/01メディア: 大型本購入: 12人 クリック: 117回この商品を含むブログ (52件) を見る 昨冬初めて取り組んだ編み込みも、帽子や手袋などの小物を 幾つか仕上げる内に、随分と慣れてきた。あれだけ敬遠して 取り組まずに居たと云うのに、今ではあの地道な作業過程が 愉しくて仕方無いのだから、人とは実に不思議なものである。 現在本書より、二つ目のフェアアイル柄ベレーを製…

ピリリの塩梅

…方が無いのだなぁ。 |手仕事| 暫く前より、秋冬のスカートを拵えようと、 フランネルで青に深緑のタータン柄の生地を 探して居たのだけれど、なかなか想うよなものが 見付からず、途方に暮れかかって居た矢先。 先日の出先で手頃な着分生地を見付け、一旦は 思案したものの、是ならまぁ良いかしら。と、 結局買い求めてきた次第。フランネルではないが、 化繊の入ったやや厚めの生地で、布落ちも丁度の、 紺地に深緑と辛子色で格子の入ったタータン柄。 型紙を当て鋏で裁断したら、後はミシンでタタタ。…

寒空に似合う色

|手仕事| まっさらな毛糸が手元に届いて、*1 さあ。今年も編み物の季節が始まるよ。 先ずは濃紺の糸で、マフラーに取り掛かろう。 先日ふと、自分用に編んだマフラーと云うのは、 たったの一本きり*2であるのに気付き、 ならば手始めは、寒空に映える深い紺色で。 太い糸だから凝った造りにせず、ざっくりと、 シンプルな鹿の子編みで拵えることにする。 編み方自体は至って単純なのだけれど、 何処か垢抜けないのと、ぽこぽこの編地が好き。 実は前もって、このマフラーにくっ付ける 手製のタグを…

薄甘い午後

|日々| |手仕事| この冬は、手袋を幾つ編んだだろか。 細い雨のそぼ降る、とろりの金曜は客足も遠く、 ほうじ茶と珈琲飲み飲み。黒豆を薄甘く炊いたのを つまみながら、一日中、編み針を動かして居た。 先週仕上がったラグランのセーターは、今日、 初めて袖を通した。胸の上の切り替えから、 鹿柄の編み込み模様が、ぐるりと入って居り、 随分とゆったりめであるわりには、思いの外 軽くて、一枚でも充分あたたかい。 如何にも手編みと云った風なのが、丁度良い 匙加減の野暮ったさで、小さな愛着が…

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