双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

ピリリの塩梅

|本|


こんな素敵な編み物本が出て居ましたヨ!*1



表紙の色味や佇まいも、作品の写真も素敵。
しみじみとかあいらしい中にも、ピリリが
丁度の塩梅に効いて居て。(ここ重要です!)
編み込みのミトン、帽子にマフラーと靴下も少し。
早速にでも編みたい小物が幾つか在って。
嗚呼。何て愉しいのだろ。そわそわする。
確かに是は、編み物のテキストであるのだけれど、
只、何とは無しに紙面を眺めて居るだけでも、
それだけでも、充分に仕合せな心持ちになれるのだ。
実用は勿論、カタログとしても完成度が高くないと、
どうも食指が動かぬ質なもので、だからこそ
こう云う本に出遭うと、創作の意欲もむくむくと
湧く訳なのだけれども、只今まとまった毛糸が
手元に無いと来て、それはもうキリキリと。
じれったくて歯痒くて、仕方が無いのだなぁ。


|手仕事|


暫く前より、秋冬のスカートを拵えようと、
フランネルで青に深緑のタータン柄の生地を
探して居たのだけれど、なかなか想うよなものが
見付からず、途方に暮れかかって居た矢先。
先日の出先で手頃な着分生地を見付け、一旦は
思案したものの、是ならまぁ良いかしら。と、
結局買い求めてきた次第。フランネルではないが、
化繊の入ったやや厚めの生地で、布落ちも丁度の、
紺地に深緑と辛子色で格子の入ったタータン柄。
型紙を当て鋏で裁断したら、後はミシンでタタタ。
丈は踝の辺りまでの長いのにして。そうそう。
そうなんだ。こんな野暮ったさが欲しかったのだよ。

*1:スタイリングはやっぱり岡尾女史。

<