双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

勝手にしやがれ

|音|


感傷なんて、秋だの冬だのの専売特許とばかり
想って居たけれど、茹だるよな夏の真ん中で。
何なのだろか。行き処の無い、宙ぶらりんの。
ひどく投げ遣りな、この心模様は。
腿の上に猫の薄い腹をさすって、
ぐにゃりと片腕を落っことす。
緩んだ夜へ放り出した脚が、だるい。


Flying Club Cup

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