|音| 感傷なんて、秋だの冬だのの専売特許とばかり 想って居たけれど、茹だるよな夏の真ん中で。 何なのだろか。行き処の無い、宙ぶらりんの。 ひどく投げ遣りな、この心模様は。 腿の上に猫の薄い腹をさすって、 ぐにゃりと片腕を落っことす。 緩んだ夜へ放…
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