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本屋を徘徊中に発見。
やれやれ。山ガールとやらの騒ぎも
遂にこんなところまで来てしまったか。
- 作者: ランドネ編集部
- 出版社/メーカー: エイ出版社
- 発売日: 2010/12/21
- メディア: 雑誌
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- “あったかほっこり”を楽しむ、真冬のアウトドア?
- ミニダッチでじっくりコトコト料理を召し上がれ?
- もこもこブーツでいく週末の牧場旅?
いつだかの 『フィガロ』 も相当のものであったが(→■)何しろ、こちらは丸ごと一冊である。*1以下は、本誌のコンセプトらしきものだが、あまりにも馬鹿馬鹿しかったので、抜粋しておこう。善良な紳士淑女の皆様よ。ここはひとつ、ぐっと堪えて下され。
ランドネ(randonnee)とは、フランス語で“トレッキング”や“少々ハードな遠足”を意味する言葉。自然派志向の高いアクティブなフランスの女性たちは、日常的にこのランドネを楽しんでいるようです。そして近年、日本でも自らの意思で行き方を選択する自立した女性が増えてきました。
そんななか、“自然”、“エコ”、“健康”、“音楽”といったキーワードに強い関心を寄せる女性の多くが、ライフスタイルに“アウトドア”を取り入れているのです。
ランドネはこの“自然派志向”をもつ女性たちが、アウトドアをより身近に感じてもらうような情報を発信する、日本初の女性向けアウトドア専門誌です。アクティビティの基本知識や楽しみ方はもちろん、“かわいく”“快適な”ファッション、ビューティー、コスメ、など(云々以下自粛)
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おーい。誰だー?
こんなもん登山雑誌コーナーに置いたのー。
しかも 『山渓』 の隣とは、いい度胸だ。*2
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嗚呼。世の中が益々危うくなって居る。
形ばかりで中身の伴わぬ、使い捨ての一過性。
無責任にブームを煽るメーカー、出版社。
それに易々と踊らされ、乗じる人々。
熾す火の尊さ。孤独や命との対話。
自然への畏敬。遠い原始の記憶。
静寂と沈黙。考えることの意味。
そう云うものは、其処では語られない。
山ガールにゃ、必要ねぇか。