双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

真夏の由無し事

|戯言|


読んだ本のことや、心へ留めた出来事や。
久しぶりに書きたいことが色々と湧き上がってきて、
よし。ひとつずつ書き始めましょう、と思って居たところ、
そのままあれよあれよと、怒涛の盆休み週間へと突入し、
こうして毎日毎日、阿呆みたいな忙しさに転がされて居る。
嗚呼、こんな気狂い沙汰!
と、白目をむきながら悪態をつきたくともつけぬのには、
実のところ、やんごとなき理由が在り、それと云うのも
今年の七月の売り上げが、実に開店以来前代未聞の
全く恐ろしい数字だったもので、どんな阿呆みたいな忙しさだろうと、
どんなに気狂い沙汰だろうと、七月の分を取り戻さねばならぬ訳で、
それはもう、よれて草臥れた亡者のよになりながらも、
「七月の分、七月の分…」と呪文の如く心の中で繰り返し、
次から次へと仕事をさばき、ただ黙々と堪えるのみ、なのである。


否。ちいと云い過ぎたかな。
勿論、そんな怒涛の濁流の中にも、穏やかで素敵な出来事は在る。
だから一日を仕舞いながら、心善き人たちとの出来事を思い出し、
あと〇日じゃ。がんばるのじゃ。
と、自らを励ますことができるのである。


しかし、つくづく思う。
”喫茶店を日常使いする”と云う習慣の無い人たちってのは、
こう云う小さな我々のよな個人の店であっても、
ううむ、何だろなぁ。
休日のレジャー感覚でしか考えられない、と云うのがねぇ…。*1
いやはや、甚だ信じ難いことである。
くわばらくわばら…。

*1:つまり、出先のファミレスやサービスエリアなどと同列なのだろねぇ(笑)。

真夏の猫模様

|若旦那| |忍び| |猫随想|


八月である。
連日の猛暑続きに早くもうんざり、辟易なのである。
風呂に残した昨晩の湯が、沸かさずとも既に湯なのである。
色々と案じては、案じた傍から忘れてゆく、そんな夏である。

          
◆◆◆◆


坊っちゃんズ in さしみ遊園 ()。
f:id:hobbiton:20190802151040j:plain
折角、隣の茶の間にエアコンをかけてあると云うのに、わざわざ「さしみ」に居てグデーンとなる酔狂なひとたち。


すわ、巨大芋虫!!
f:id:hobbiton:20190802150724j:plain:w400
と思いきや、ピピンの若旦那がぼってり転がって居たのであったよ。夏バテで食欲減退なんてことは、無い。否、結構なことじゃないか。



暑くとも、顔きりり。
f:id:hobbiton:20190802150910j:plain:w400
何だって君はそんな暑苦しくて狭っこい場所 (猫タワーの足元) に?さすが忍びちゃん、もといブキミちゃん。色々と底が知れないのである。*1



「何さ!アタチなんか、ずーっとお外なんだからねっ!」
f:id:hobbiton:20190802151243j:plain:w400
そうねそうね。お前はえらいねかあいいねかしこいねぇ。(阿呆) ところで。お嬢の口回りのお手入れに、リンゴ酢を水で薄めたものを使って居るのだが、このひとは毎回、残った酢水をきれいに飲んでしまうのである。ヘルシー娘(笑)。

*1:滅多に口をきかぬので、サイレント・ボブならぬ「サイレント・ビル」の別名も在る(笑)。

夏の御挨拶

|雑記|


暑中お見舞い申し上げます。


f:id:hobbiton:20190729183252j:plain


長々居座り続けた梅雨がようやっと明けた、との知らせに安堵するも束の間。
明けた途端に一転。ひょいと表へ出てみれば、この馬鹿みたいな暑さである。
なぁ夏よ。来ても構わぬし、むしろ来て貰わねば困るものだけれど、
それにしたって、もうちいと来様と云うものがあるだろう。
別段、あらたまったりかしこまったりせずとも良い。
せめて、少しの遠慮だとか、季節なりの風情はないものか。


などと、あまりに無粋であまりに急激な季節の入れ替えに、
つい小言の一つも云ってやりたいものでありますが、
さて。ご近所の皆様方は如何お過しでしょうか。
思えば馴染んだ長屋から引越して、初めての夏でございます。
ささやかな縁側こそなくなってしまいましたが、
植木やら縁台やらを設えて、ベランダで夕涼みと致しますか。
どなた様も、お体にはくれぐれも気を付けて、
健やかな夏をお過し下さいまし。

<