双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

真夏の由無し事

|戯言|


読んだ本のことや、心へ留めた出来事や。
久しぶりに書きたいことが色々と湧き上がってきて、
よし。ひとつずつ書き始めましょう、と思って居たところ、
そのままあれよあれよと、怒涛の盆休み週間へと突入し、
こうして毎日毎日、阿呆みたいな忙しさに転がされて居る。
嗚呼、こんな気狂い沙汰!
と、白目をむきながら悪態をつきたくともつけぬのには、
実のところ、やんごとなき理由が在り、それと云うのも
今年の七月の売り上げが、実に開店以来前代未聞の
全く恐ろしい数字だったもので、どんな阿呆みたいな忙しさだろうと、
どんなに気狂い沙汰だろうと、七月の分を取り戻さねばならぬ訳で、
それはもう、よれて草臥れた亡者のよになりながらも、
「七月の分、七月の分…」と呪文の如く心の中で繰り返し、
次から次へと仕事をさばき、ただ黙々と堪えるのみ、なのである。


否。ちいと云い過ぎたかな。
勿論、そんな怒涛の濁流の中にも、穏やかで素敵な出来事は在る。
だから一日を仕舞いながら、心善き人たちとの出来事を思い出し、
あと〇日じゃ。がんばるのじゃ。
と、自らを励ますことができるのである。


しかし、つくづく思う。
”喫茶店を日常使いする”と云う習慣の無い人たちってのは、
こう云う小さな我々のよな個人の店であっても、
ううむ、何だろなぁ。
休日のレジャー感覚でしか考えられない、と云うのがねぇ…。*1
いやはや、甚だ信じ難いことである。
くわばらくわばら…。

*1:つまり、出先のファミレスやサービスエリアなどと同列なのだろねぇ(笑)。

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