双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

進む春

|日々| |縷々|


今朝目が覚めて、大きく両腕を伸ばしてググーッとやったら、
件のリンパ節の腫れと痛みが、幾らかひいて楽になって居た。
そうか。一晩の間に決着が着いたのだな。
人の体の中で起きて居ることを、実際に見てみたいものと思う。
日中はお天道様が出てうららかだったのが、午後三時を過ぎたら
すとんと様子が変わって、さめざめとした寒さが戻って来た。
暗くなる頃には、雨。こうやって、春が進んでゆくのだ。

もう数日もすれば、新型某云々の措置が解除となる。
少しで構わぬから、重たい霧が晴れたら良いと思う。
不可抗力の波の押し引きで世の中が右往左往する度に、
色々なことが、変わったり変わらなかったり。
すぐに忘れられたり忘れられなかったりする。
真っ当だったり理不尽だったり、
真摯だったり軽薄だったりする。
けれど、どちらだって構いやしないさ。
何が大切か。自分自身で分かってさえ居れば。

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