双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

大雪とか齟齬とか節電とか

|雑記|


春の気候が気紛れなのは承知のこと故、寒暖の行きつ戻りつに
苦々しく閉口しつつも、仕方無しと諦めるのが常である。
先だっての馬鹿気た大雪は、さすがに呆れたものだけれど、
春の大雪でいつも思い出すのは、大学の入学式の当日である。
爆弾低気圧だか何だかで、物凄い大雪に見舞われて散々であった。
久しぶりに、二十年以上も前の雪のことなど思い出した。


人と人が理解し合うと云うのは、当たり前のことの様であって
その実、ちいとも当たり前のことではないのだなぁ、と近頃頓に思う。
齟齬は齟齬のままで無くならぬ。永遠の隔たりのよな気がしてくる。
”俺が俺が”と我の強い人とは、敢えて一歩引いた格好で話すけれど、
それでもその大概は、こちらの苦心やら気遣いなどてんでお構いなしで、
嗚呼。こんなに単純なことが、何故こんなに遠回りであるのか…。
結局はもやもやした燻りと、すっきりせぬ後味が残るだけに終わる。
知人レベルであれ、世界規模であれ。
こう云う手合いと渡り合って痛手を負うのは、いつだってこちら側なのだ。


常々、節電というものは日常的に行われて然るべき、と思うのだが、
危機を回避した途端に、やれやれ。街がいつもの様相へ戻って居るよ...。

<