双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

人生が分からずとも、時の経つのは速いのだ。

|雑記|


英国の作家、ジョージ・ギッシングは
「時の経つのが速いと思うのは、人生というものがわかって来たからだ」
などと云ったらしいが、否々。
確かに、時の経つのは年毎に速く感じられても、
人生の何たるかについては、未だちいとも分からぬままである。
分らぬままの人生ってのも、また人生也。
何れにしても、時の経つのが速いのは同じなのね。


原付免許の受験を来週に控えて、問題集を解き交通法規を諳んじる。
全48問の学科試験は50点満点。45点以上が合格、未満なら不合格。*1
即ち、つまらぬ引っ掛けなどで5点失えば瀬戸際、と云うので、
たかが原付如きと侮って、悠長に楽観して居たら危険な訳で、
それなりの緊張感を持ちつつ、着々と備える日々なのである。

確か私は、小学校低学年くらいまで、ありとあらゆる道路標識を憶えて居た。
旅行の車中などから、普段は目にしないよな珍しい標識を見付けるや、
直ちに車を停めろ!と無茶を云っては、一席ぶって居たのらしい(笑)。
ところが数十年経った今では、その頃の欠片も残って居ないのだ。
せめて試験の日だけでも蘇らぬものかしら。
嗚呼、恨めしい。

*1:文章問題が46問(1点)+イラスト問題が2問(2点)で、制限時間は30分。でもって意外にも、原付免許の試験合格率は全国平均で五割。つまり二人に一人は落ちて居るのである...。侮れじ(笑)。

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