双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

モヤモヤ調査局 其の三

|雑記|


以下、ここ数週間のモヤモヤ案件あれこれ

  • 里親募集ポスターの攻勢及び声掛け

残り三匹 (オス二匹、メス一匹)となったチビ猫らも、もう四か月齢である。尻に火が付いた気になって、ポスターを配りまくり、声をかけまくる。

  • 野良ママ猫の不妊手術を取りつける

案の定、以前に教えておいた集団手術には申し込んで居らず、ママ猫はそのまま。勿論、そのままで良い筈は無いので、赤ひげ先生に電話にて相談したところ、野良割引で手術を引き受けてくれるとのこと。問題一家の奥さんにそれを伝え、どうでしょう、お願いしますか?もうここへお願いするしかないですよ。すると、仕事がどうとか都合がどうとか、むにゃむにゃしたことばかり云ってるもんで、何ならウチで車出して、私が連れていきますから!と。手術のお金だけ出してください、と。そうしたら「じゃあ、お願いします」って。ヤッター!早速に月曜の手術を予約する。

  • ラスボスの存在

野良ママ運搬用のキャリアーも無いってんで、前もって届けに行ったところ奥さん不在。奥さんの母親であるお祖母ちゃんがたまたま来て居たため、この経緯を説明する羽目になるも、是によって新たな事実が発覚。中に居るメスのお腹が大きいの。この子の手術もしなきゃ駄目でしょ?とお祖母ちゃん。えーっ!こないだ「ウチのはもう生まないんで」って聞いたけど。否、そりゃ胡散臭いとは思ってたけど。聞けば今までに幾度と無く、これ以上増えないように不妊手術をしてくれ、と娘(=奥さん)に云い続けてきたのだが「だらしがないから」面倒くさがってそのままで、また生まれて生まれるたびに私が(捨てに行って)……の衝撃発言が飛び出す。ううぅ、どうりで見掛けたと思った子ネコらがいつの間にか消えて居た筈である。嗚呼、切な過ぎて聞きたくない話だったヨ…。
ラスボスと云うか、ゴッドマザーと云うか。多頭崩壊のそもそもの始まりとなった猫。しかし、お祖母ちゃんが今回の件を知ったことで、娘である一家の奥さんと、この子らの不妊手術等々の議論が交わされるであろうことは、恐らく間違いなかろう。善進を切に望む。


相も変わらず鳩尾の辺りがしくしくとし、モヤモヤとすっきりせぬ毎日ではあるが、忍耐力だけは自分でもびっくりするくらい強くなって居るのじゃなかろか。
あのトンデモ問題一家を相手に、一人で。ひたすら地道に粘り強く交渉し、一寸ずつ駒を進め、何とかかんとか。目の前の事柄を一つずつ片付けてゆく。良くもまあ、こんな厄介で面倒なことを放り投げずに我慢して居ることよ。自分で自分を褒めてやるか(笑)。
実際に精神的にも重くてキツくて、甚だしんどい厄介事ではあるけれど、全ては我が家の猫らの平穏な暮らしを守るため。是に尽きる。そう思うからこそ、モヤモヤが積み重なっても何とか耐えられて居る。私は善人なんかじゃないから、人助けだなどとは微塵も考えぬ。考えぬけれども、今回のことが上手く運べば、あすこに残った猫らの状況は今よりも随分と楽になろう。一つずつ、粛々と片付ける。只、それだけである。

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