双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

二つの小包

|縷々|

今日、小包がふたつ届いた。
茶色い包みと、紺色の包みと。
送ってくれた人も、中身も全く違うけれど、
偶然同じ日に届けられた小包は、
どちらも嬉しい心遣いが詰まって居て、
じんわりと心があったかになった。
食べてしまうのが勿体無いよな、焼き菓子と。
小さい小さい可憐な花のペンダントと。
とても素敵で、心から嬉しくなって、
ペンダントを身に付けて、焼き菓子を頂いた。
私の毎日は、誰かから見たら平たくて小さくて、
決して変わり映えしないのかも知れないけれど、
ふとした折に、心のあったかくなるよな、
こんな素敵な心遣いを送って下さる人たちが居る。
一寸沈んで居たり、投げ遣りになりかけて居ても、
ぱっと気持ちが明るくなって、清々しくなって、
また明日から日々を歩いていける。
有難う。

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