双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

サマーパンツ、或いはモンペ

|手仕事| |本|


暮しの手帖』に掲載の”サマーパンツ”を拵えてみた。

使用したのは110cm幅のコットン生地で黒と青のチェック柄*1。作り方はもの凄く簡単だし、縫い代込みだし、パーツもたったの二枚のみ。中表に重ねた生地の片方へ型紙の線を写したら、二枚一緒に裁断。一部曲線は在るものの、後は殆ど直線縫いでダーっとミシンかけるだけだから、あっと云う間に出来上がる。
本来、ウエスト部分はバイアステープを表へ縫い付けて、其処へゴムを通すお洒落仕様(見えても良いよに)なのだけれども、シャツを中へ入れることも無いので、普通に三つ折りにして済ませた他、サルエルパンツみたいにしたかったので、ズボン丈を少し短くし、裾に2cm幅のゴムを入れたところ、あらら是。色柄も色柄だもので、どこからどう見てもモンペじゃないか!でもね、たっぷりとして居て穿き易いから良いの、良いの(笑)。生地を紺や黒の無地だとか、麻の入ったものに変えたら、印象もシックになるのかしら。良い生地が在ったら、また拵えたい。


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テキストはこちら。

暮しの手帖 4世紀83号

暮しの手帖 4世紀83号

布幅いっぱいを使って、二枚のパーツだけで作るシンプルなパターンは、90cmでも110cmでも布幅に拘わらず使用できるよに、本体の方ではなく、あえて切り捨てる方に型紙を当てる、と云う目から鱗の、実に無駄の無い合理的な方法。好みに応じて裾にゴムを入れたり、ズボン幅を広げたり出来るなど、色々と自由の利くところも良いのだ。

*1:本来2m20cm在れば足りるのだが、生憎、気に入った生地が1m50の着分生地であったため、それを二つ買い求めた。そのうちに、余った分で何か作ろう。

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