双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

小屋づくり 其の二十二

|小屋仕事|


天気は晴れのち曇り。午後の仕事の合間を縫って、いよいよ外壁塗装に着手する。
使用する塗料は、叔父から分けて貰った『キシラデコール』の”エボニー”。木目を生かした仕上がりながらも、防腐・防カビ・防虫効果と、抜群の耐久性とを誇る木材保護塗料である。『キシラデコール』のにおいがキツイ、と云う人は多いらしいが、何かと塗料慣れして居る所為か、私は大して気にならない(笑)。
先ずは使用前に、顔料が缶底に沈殿して居るので一斗缶を逆さにして、大きく上下に数回振った後、棒状の端材を使ってかき混ぜ、適量をバケツへ移す。ゴム手袋をはめて、いざ塗装開始。


先ずは北側から始め、続いて南側。油性ステイン塗料なので、所謂普通のペンキよのな粘度が全く無いのだが、一寸良い刷毛を使ったこともあり、コツさえつかめば塗りムラにもならず、なかなか良い塩梅に捗って、見る見る間に杉板が黒檀色になってゆく。やっぱり塗装は愉しい作業だなぁ。と、ここで一旦本業へ戻り、一仕事二仕事終えてから、例の窮屈な西側と東側へ取り掛かる。この難所は以前の板貼りで要領を得て居るため、無茶は無茶なりに最も効率の良い体勢で、一気に塗り進む(笑)。約三時間程で、二回塗りの内の一回目が全て終了。
さて。問題は仕上げとなる二回目の塗装である。何しろ塗装は、天気と常に睨めっこの微妙な作業。明日に済ませたくとも、どうやら明後日から二日程続いて雨の予報が出て居るため、乾燥に丸一日を要することを考えれば、是は断念せざるを得ない。そうなると、天気の回復する週末が狙い目なのであるが、しかしながら、今度は忌々しいシルバーウィーク*1とやらに突入してしまい、塗装に割く時間など捻出できぬのではないか?ううむ...。となれば、やはり休みの月曜か。月曜は午後から太極拳が在るので、午前中に段取り良く済ませるしかなさそうである。完成目前まであと少しの所まで来て、なかなか上手く運ばないなぁ。

*1:この、一昔前の3ピースバンドみたいな、米国の新型戦闘機みたいな名称、どうにかならんのか(笑)?

<