双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

阿房列車・番外編

|小僧先生| |散策| |写眞館|


先日の阿房列車()では、小僧先生と連れ立って那珂湊の街中を散策。右に曲がるか左に曲がるか。あっちに行くかこっちに行くかは、先生任せ風任せ。そうやって見知らぬ街を気侭にほっつき歩くのは、実に愉快なものである。又、折りしも街をあげての催し『みなとメディアミュージアム 2014』が開催中、と駅の案内で知るも、先生の少林寺拳法の稽古日につき、帰宅は時間厳守。蔵や空き店舗などを使った作品展示の他、旧型車両を映画館に仕立てた短編映画の上映会、なんてのも在ったりして、時間が許せば是非あちこちの会場を訪ね歩いてみたかった。


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さてさて。いざ駅を出発。大通りを渡って、てくてく。裏通りを行く。






小さなお稲荷さんが在ったり、道沿いには個人商店も多い。建物の色褪せた懐かしい佇まいに、とろとろと時間が後退してゆく。途中、山盛りの焼きそばでお昼。


腹ごなしに歩いて、坂のてっぺんまでやって来た。

小僧先生曰く「坂道と云うのは、どうしてこう坂なのだ?」それは、坂で出来た道だからです(笑)。



山の上から昼でも薄暗い道をくねくね下ってゆくと、その先には立派な朱塗りの門を持つお寺さん。誰も居ない広いお墓の何処かから、仄かなお線香の匂いが。ひっそり静かで落ち着くねぇ。


来た道を戻り、二股に分かれた所を今度は逆に進む。

小高い山の上には松の植わった公園が開けて居た。曇り空から急にかあっと晴れて来ると、じりじり日差しが強い。見晴しの良い東屋に腰掛けて、暫し海を臨めば海風に潮の匂い。

坂道を下ったら、ここいらで一服。アイスクリーム食べて涼みましょう。この後、江戸時代に作られた、鉄製大砲の鋳造施設跡である”反射炉”も訪ねてみたかったのだけれど、先生が港方面の道を行きたいと仰られたため、今回は断念。


港の方まで歩いて来て、そこからぐるっと駅の方へ。



おさかな市場の近くは交通量も増え、観光バスも二台程見掛けた。道沿いにずらり商いを構える商店は、パン屋に旅館に床屋に乾物屋など、やはり何れも古い。路地に入ったら、その先に又お稲荷さん。鳥居を幾つもくぐって、お賽銭入れて柏手二つ。途中で大通りへ出ます。


ようやっと駅まで帰って来たヨ。

この夏は何処へも遠出しなかった小僧先生、小さな想い出となったかしら。


線路と猫の在る風景。また来るね。


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おまけ。
こいつら、mikkさんの”るるる”に入れて下さる(笑)?

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