双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

沖縄再訪(1)

|旅| |写眞館|


地元の組合の慰安旅行で沖縄を再び訪れる機会を得、去る日曜から三日間、冬も暖かな南国へ出掛けて来た。組合の旅行だもので当然ツアーの団体旅行であるけれども、二日目はハードな旅程から独り抜け出すことが叶い、那覇市内をぶらぶらしてカレーを食べたり、青空珈琲を飲んだり、路線バスに乗っかって読谷を訪ねるなどし、最終日の三日目にはオプションの鍾乳洞見学には参加せず、那覇市内の自由散策を選択。其処で又、思い掛けない出会いに恵まれたりと、実に有意義な沖縄滞在となったのであった。
都合上、一日目は割愛することとして、二日目からの旅日記を記してゆこうと思う。尚、デジタル写真機を携えての旅であったので、今回は写眞付き。上手くまとまると良いのだけれど…。では、出発。


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二日目:那覇市内散策
一泊目の那覇から移動、北部・中部の各所を巡るハード日程の参加者は、朝八時に出発。朝食時、添乗員氏に「読谷の親戚を訪ねたいので。次のホテルへは直接送って貰います。」などと抜け出しのための嘘をつき、しかしながら是が意外や、すんなりと許可を得られたものだから、荷物だけをバスへ乗せて皆を見送った後、部屋へ戻ってのんびりし、十時近くになって宿を出る。
土地柄なのか。沖縄では店々の開店時刻も、十一時だの昼過ぎだのと実にゆっくりであるから、裏通りをぶらぶらと散策しながら過ごして、那覇で昼食を済ませ、午後からバスで読谷へ向かうこととした。それにしても、この暑さはどうしたものか。気温凡そ二十五度。まるで夏なのである。


宿を出て、裏道を行く。

街中から一寸入っただけだのに、何処も庭木や鉢植えなどの緑がいっぱい。





沖縄の建物は殆どがコンクリート造り。ブロックの意匠が様々で愉しい。十字模様のは教会だった。
以前に聞いた話だと、沖縄では建材となるよな木が貴重なため、木造の住宅を建てるとなると非常にコストが高くつき、又台風の多い土地柄でもあることなどから、個人の住宅でもコンクリ造りが一般的となって居るのだとか。我々が沖縄と聞いて思い浮かべる、赤い琉球瓦に木造の平屋の家と云うのは、離島や古い民家などを除くと、現在では珍しいのらしい。



角を曲がったら…

ぬっと現れたトラ君が声を掛けてきた。立派な顔つきだね。




ん?良く見れば、二階の右側に出入り口。トマソン




淡く色褪せたよな建物の色と、真っ青な空と。日差しを避けながら、立ち止まって汗を拭く。



浮島通りから牧志の辺りを、ぐるぐるぶらぶら。




十時台の商店街は開店前の店も多く、歩く人はまばら。



浮島通りの古着屋で、小さな番頭さんが日向ぼっこ。


ここも開店前。入り口のサッシ戸には『店内に猫がいます』の貼り紙。



すーじぐゎの休憩所にて、カワイコちゃん発見!

両脇に並ぶ店の何処かへお勤めのご主人と一緒に、この子もご出勤してきたのかしら。





カレー屋でカレーを食べた後、腹ごなしにパラダイス通り沿いを、てくてく。



と、この裏手に・・・・・・

秘密めいた小さな緑の庭が。青空の下の珈琲屋なのだった。暫し憩う。


つづく。


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おまけ
一日目の夕食後。

国際通りの土産物屋の店先にて。

真っ白になったジョーが居たヨ(二人も)。ホセ戦の後、沖縄に腰を落ち着けたのね。


宿の近くで。

飲み屋街の並ぶ裏道に、可憐なチビ三毛。

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