双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

猫と休日

|日々| |若旦那|



やけに長かった気のする一週間を終え、爽やかに目覚めた月曜の朝。窓を開ければ、吹く風の幾分涼やかな晴天なり。口端のヘルペスをうっかり忘れて、またしても歯ブラシの柄をあててしまい、ううと呻く。嗚呼、厄介だ。面倒だ。
洗濯物を干しに表へ出ると、山はいよいよ新緑の季節と云った感。休みではあったが、別段出掛ける予定も無いので、一通りの家事を済ませた後に、私事の整理や読書。若旦那の遊び相手などして過ごす。





猫タワー最上段のくぐり穴から、主を挑発。それでお前は満足か?しかし、そうやって調子に乗っていい気になるから、いざ転げ落ちそになって慌てるのだよ。そろそろ学習し給え。
中程の箱部分にぶら下がる不恰好なネズミ氏に至っては、何とも気の毒なことに、蹴られたり噛まれたり。日々の手荒な仕打ちで、早くもご覧の草臥れ風情なのであった。ヒゲは折れ、ゴマ粒のよなつぶらなお目目は何処へやら。既に一度破けた背中は、主の手によって縫合済み。

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