双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

耳まで暖かい帽子

|手仕事| |本|


『編みものワードローブ』より「耳まで暖かい帽子」なんぞ編んでみた。

編みものワードローブ

編みものワードローブ

はい。正面向いてご挨拶。


お次は横顔。ついでに後ろ姿も。


この、一寸ヘンテコで愛嬌の在る風貌。
はに丸か?ペジテのアスベル王子か?と云った格好だが、
何せ私は、この手の帽子が滅法似合うのである。ウヒヒヒ。*1



サイドに編まれた模様は”ハニカム”。個人的にも好んでよく使う模様。


さて。アラン模様の存在感大にして、見目も実にユニークなこの帽子が、如何なる構造であるかと云うと、中央と両サイド。計三つのパーツから成って居る。編み終えた其々のパーツを接ぎ合わせ、終いに縁から目を拾い、ぐるり。ゴム編みで囲んで出来上がり。仕立てが立体的で凹凸に程好くフィットするため、大変に被り心地が宜しく、その名の通り耳まであったか。看板に偽り無し、なのだ。


心細かったり。切ないことが在ったりしたとき。
私は只、編み針を動かす。何でも構わないから、
せっせと、無心に、編み針を動かし続けて居ると、
気持ちが段々に、すうと落ち着いて、平たい心で一日を仕舞える。
一日を仕舞って、眠って、起きて。また、新しい朝をむかえられる。
繰り返されても、その度に編み針を持てば良い。何度でも。

*1:でも、黒の糸で編んだら、ベイダー卿だよな…。

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