双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

夢遊筆記

|戯言|


早朝。目覚めた枕元の文庫本は帯の上へ、
「にべもなし」「丁丁発止」「双六二等兵」と
書かれたのを見付ける。一瞬、何のことかと怪しみ、
やがて段々に、夜中に寝惚けて書いたであろうことが、
薄ぼんやりと想い出されたのであるが、しかしながら
どう云うつもりで書き留めたのか。又それらに如何なる
繋がりが在るのかは、全くもって知れぬままなのであった。

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