双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

思案

|雑記|


掛け布団を出して干す時宜を逃してしまった。
一昨日辺りから、いよいよ夏掛けと換えねば
と想って居たのだけれど、こう涼しいのでは
背に腹代えられぬと云うので、今夜のところは
止むを得ず。出したのをそのまま掛けるとする。


待ち侘びた季節の到来に、やれ膝掛けだの
敷物だのと、身の回りあれこれの秋支度を
ただ想うだけで、そわそわと心が浮き立つ。
掛け布団と敷物と。膝掛けも押入れから出して、
ずらり並べて。お天道様に当てたいなぁ。
どれどれ。明日はからっと晴れるのかしら。
窓から首を突き出せば、星の一つも出て居らず。
明日もどうやら、うす曇りの日となるらしい。
せっかちが、焦がれる秋におあずけを食った格好。

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