2009-02-03 寄る辺無き季節に |縷々| 洗濯物を取り込んだら、靴下が一足だけ。 履き口のところが未だ、うっすら湿って居た。 空の洗濯バサミの連なって、がらんとした物干しに 靴下一足が残されて、頼り無くぶら下がって。 季節の真ん中に触れたつもりで居たけれど、 もしかすると、こうして宙ぶらりんとして、ぽつんと。 冬にぶら下がって居るだけなのかも知れない。 するりと、こぼれて、落ちる。