双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

土曜閑話

|雑記|


本日の 『人生案内』 は、いやはや。久々のヒットであった。
相談者は、小説家志望の二十代後半・家事手伝い女性。
「将来の進路」 について相談したいとのこと。以下抜粋。

私は幼い頃から本が好き。人間に興味があり、考え、分析することも大好きです。小説家になりたいと思っています。ただ、今のところは、これといった行動を起こしてはいません。図書館で本を読むくらいです。

・・・と、この時点で既に怪しい(笑)。

小説家という職業の厳しさ、成功することの難しさについては、周囲から何度も指摘されました。きっと保証も何もない世界なのでしょう。「夢見ているだけ」 と周囲の人たちに思われているかもしれません。
私は大卒ですが、有名な大学ではありません。自分の国語力がどの程度なのかもわかりません。人生経験も足りません。それでも、どれだけできるか試してみたいのです。
もし国語力が足りなければバイトでお金をため、改めて学校に通うつもりです。これから、何をすればいいのでしょうか。


対する回答は、作家の出久根達郎氏。
氏は先ず、小説家になるのに資格は要らぬが、それ一本、
職業として選ぶのなら止めるが懸命。技量を見たいのなら、
書いた作品を、コンクールなどに応募する方法が在る。とし、
それに続けて、それとな〜く、相談者の世間知らずに触れる恰好で、
兎に角、ありとあらゆる分野、古今の書物を読破し、見聞を広める
ことが必要である旨を強調。最後は次のよに締め括った。

何より働かなくてはいけません。労働して、余暇に好きな小説を書く。人に迷惑をかけない。これが大事です。

全く、その通りだ(笑)。

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