双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

十二月に漂う

|日々| |音|


曇り。雨降り。曇り。雨降り。そして晴れ。
一日の中にめまぐるしい天気は、師走の慌しい匂いを
せっかちに漂わせ、往来の車も皆スピードを飛ばす。
景気のせいか、それとも時勢か。一部個人宅の過剰な
電飾などを除けば、クリスマスも間近と云うのに、
何処彼処もいつに無く、地味でおとなしい。
寂しいと云われれば、確かにそうなのだけれど、
地味好きにしてみれば、かえってこの方が好ましいと
思えない訳でも無い。際限無く飾り立てたり、
光らせたりするよりも、人びとや街が新年を控えて
そわそわと、にぎにぎしく活気付いて居る様の方が、
ずっと自然なのではなかろか。ただ近頃では、
それさえも感じられぬよな気がして、人も街も何処か
殺伐としてしまって居るのは、本当に寂しい。


[日曜日の一枚]

desert house

desert house

日曜日の午後に溶けてゆく。


こまめな掃除の甲斐も在って、大掃除には至らず。
普段よか、ちいと念入りに掃除して済ます。
後は高い場所の窓と、天井を軽く払って。
それと、台所の床下くらいかな?

<