双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

空箱夜間飛行

|日々| |音|


秋は何処かに隠れてしまったのだろか。
輪切りにして面取りした大根を、半分からすぱんと、
真っ二つに切ったよな月を見上げて居ると、
鈍い疲れが降りてくる。思考がが止まる。
あんまり気忙しかった昨日と比べて、緩い緩い
今日一日との間に、妙な違和感が横たわり、
何だか手持ち無沙汰な、気の抜けた風な心持ち。
洗濯物を畳んで居ると、夜風に紛れてピアノの音が
聞こえた気がしたけれど、恐らく気のせいなのだ。


[木曜日の一枚]

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