双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

名も無き砂塵の一粒を

|縷々| |音|


晴れ間から零れ落ちる細い雨は、途切れ途切れに。
間隔を置く内に、気が付けば通り過ぎて居り。
夜になると車の往来は減って、街灯の橙の照らす
湿った路面から、うっすら、霧のよなものが、
ぼうっと浮かんで居るのが見える。
一雨ごとに秋が近付くのを、待つ心持ち。


どれくらい歩いて来たのかを知るには、一旦、
何処かで立ち止まってみるのも良い。
ふと立ち止まって、後ろを振り返ったなら、
いつの間にか、こんなに遠くまで来たのだなぁ、と
感じるだろか。それとも、未だこんな所か、と
感じるだろか。何れにせよ、きっと先は永い。

Nothing We Can Control

Nothing We Can Control

雨上がりに取り出す、もうすぐ其処の季節。

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