双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

置き土産の金曜日

|日々| |音|


もはや暴力とも呼べる程の、荒くれ台風様のお通り。
建屋は断続的に揺さぶられ、雨は容赦無く殴りつける。
結局は、まんじりともせぬままに夜明けを迎え、
ほんの僅かの間ばかし、浅い眠りに身を横たえた。
嵐の過ぎ去った後には、不快指数のすこぶる高い、
むせかえるよな暑さばかりが、有難くも何とも無いのに、
置き土産とばかりに残され、はた迷惑な話だ、と
うんざりしつつも、金曜日を金曜日として過ごす。


[金曜日の一枚]

Everybody Digs Bill Evans

Everybody Digs Bill Evans


嵐の後の夜に。

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