双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

Un jour d’hiver...

|日々|


日々、想うことは多い。
些細なことから、途方も無きことまで。
そして、その中で出くわす様々に、
時に、仕合せな心持ちにさせられたり
或いは、落胆させられたりもする。
去年よりずっと暖めて居た考えを、
ひとつひとつ形にしてゆく作業と
ここ数日間、向き合って過ごして居たのだけれど
それらが少しずつ現実のものとなると、何だか
久しく感じたことの無かった、充足と云うか、
満ち足りた心地が、肩の辺りから全身へと
ゆっくりゆっくり広がってゆくのを感じた。
この想いが、良い空気を運んできますように。
そんなささやかな願いは、果たして聞き届けられるだろか。
一仕事を終えた安堵と、穏やかな午後に
すっかり安心しきって居たら、案の定、
一日の最後に、ずるりと引きずり降ろされてしまった。
終わり良ければ、と云う言葉が在るよに、その反対とて
勿論在る筈だから仕方が無いのだけれど、
それでもやはり、すこしは悲しくなる。

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