双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

君の街はもうすぐなんです

|雑記|

昨日でこの「大人乙女雑記帖」も、丸と一年。
当初は正直、一年も続くとは
全く思って居りませんでした。
細々ながら、三十路の大人乙女が綴る
この乱雑な雑記を、懐深い皆様が
こうして読んで居て下さることが、
何よりの励みで御座います。
謹んで、感謝。



さて。昨日の予想に反して、
本日の営業は、まことに多忙を極め、
ついぞ先程まで、お客さんの足は
ほぼ途切れませんでした。
毎日がこうだと良いなぁ、とも思いましたが、
それは都合の良い、我侭かしら。
昨日今日と、市内では恒例の夏祭り。
気が付けば、この仕事を始めてからこっち、
季節の行事ごと、と云いますか
所謂、風物詩的なことから
随分と離れて久しく、それは専ら
祭日や土日に、お休みを取れないことが
大きな理由の一つです。
仕方の無いことではありますけれど、
何だかちいと、寂しいよな気もします。
季節季節の催しなどから、こうして遠のいてしまうと、
それがまるで、暦の上だけで移り変わり、
大層、現実味の無いものになってしまうのが、
非常に怖いよに思えるのです。
ふむ、自営業の悲しいところですな。
いつも考えて居ること。
私の営むこの喫茶店が、一体
どのくらいの人々に求められ、また
満足して頂いて居るのか、それは
私にも全く分かりません。しかしながら、
日々、愚問を自らに問いかけ、模索しつつ
悩み続けて、今日も働くのです。
そうは云っても、弱音を吐きたくなることも
勿論在ります。時々は。
などと、ちょっとばかり
しおらしいことを云ってみる。
最後に。愛読して頂いて居る、心優しき皆様。
これからも、よろしくお付き合い頂けたら
これ、幸いで御座います…。
草々。

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