双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

針のない時計

|日々|


うちの猫村さん、もとい
アーロン氏は、オムライスはおろか、
右のものも左にすら、動かせません。
毎日風の来る場所を探して、この部屋の中、
あちらこちらと移動。一日の大半を
早い話が、寝て過ごして居る訳です。
まあ、当然です。猫ですからね。
私はこの子の、後姿の首元に
大層、愛情を感じて止みません。
たぷっとしてね。こう、たぷっと。
そう云えば、この日記をつけ始めてから、
もうすぐ、一年が経つのかしら。
なんて早いのだろ。



さて。本日は湿気も無く、暑いながらも
非常に爽やかでありました。
はてはて、お若い人は何処へか。
仕事を終えてみれば、どう云う訳だか、
おじ様とおば様の来店が、
多く目に付いた、今日一日。
おじ様が3人、ソファなんぞに腰落着けて、
各々にケーキなど食べているのは、
一見すると、何ともかあいらしい姿です。
ただね、一言多いんですけれどね。
狭いとか、暑いとか(笑)。
やがて午後になって、
美容師Mさんが、山の方の福祉作業所へ
月に一度の「出張カット」を終えた帰りに
立ち寄ってくれました。私が
「ここのところ、仕事中でも夜でも、
変に眠くて仕方が無い。」
と云う話をすると、それはどうやら
「冷房病」だ、とのこと。
Mさんも同様で、スタッフのAちゃんも
しきりに頷く。結論は「自然の風が最も良い!」
に落着きましたが、冷房の無い喫茶店
そんなものは、誰も望まないでしょう。
そもそも、真夏であるにも拘らず
長袖を着なければならぬ、
と云うことが、おかしいのであって。
文明の利器とは、便利なものですけれど、
慣れてしまえば、それに頼ることが当然となり。
ですから、せいぜい家に居るときは
冷房から解放されて、少々汗ばむくらいの、
体にとっては快適な生活を、
こうして送っている次第です。
皆様も、夏の健康管理には
くれぐれもお気をつけ下さいませ。
ちょっぴり早い、私からの暑中見舞いでした。

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