双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

自らに頼む、それが超人だ!

|本| |電視|

アストロ球団 (第1巻)

アストロ球団 (第1巻)

本日発売のTV Bros.の表紙、及び巻頭は『アストロ球団』!
テレビ朝日の深夜枠での実写(!)ドラマ化、
しかも来週より放映。五月にR嬢と出掛けた先の、
宇都宮は餃子の名店「みんみん」にて。
アストロ球団ロケに際し「観客エキストラ募集」のちらしが、
至って地味な塩梅に貼ってあるのを発見するも、
「え?実写なの?しかもテレ朝じゃあ、アレだね。
アタックNO.1』とかの枠だろうから、
まあ、期待しない方が無難かな」
なんて、鼻歌程度にたかくくり、今日の今日まで
すっかり忘れて居ったのですが。いやはや。
これが思いの外良さそうなんだな(笑)。!
枠は水曜深夜。全18回。出演者は全員、野球経験者。
しかも時代設定は、原作どおりの70年代。恐らくCG多用(笑)。
さらに度肝を抜かれたのが、出演者の写真。
これが見事に、劇画タッチと云うか、劇画顔なのだ。*1
小学生の頃、町内に今は無き「シベール」なる喫茶店が存在し、
ここが大きいもので、町内会の集まりやら
子供会の集まりやら。町民は皆、老いも若きも、
頻繁に出入りしたものでしたなぁ。
この店には、実に膨大な量とジャンルのマンガ本が
山積みで置いてあったため、萩尾望都一条ゆかりなどを、
ポートボールの反省会そっちのけで読み耽り。
その中には「アストロ球団」も在りましたねぇ。
当時は、アストロ戦士たちが皆、兄弟なのだと思って居り、
そして今日。TV Bros.を読むまで、未だにそうだと
勘違いして居りましたが、今になってようやくそうでない
と云うことを知りまして(笑)。物凄く夢中になって
読んだとか、そう云う記憶は御座いませんで、
同じ少年マンガでも、どちらかと云えば「キャプテン」やら
あしたのジョー」なんかを読んで居ったので、
何処まで読んだとか、物語の詳細については
良くは覚えていませんでした。けれど、うっすら覚えて
居るのは、球八が球七を放り投げていたのと、
球一が自ら、ドリルか何かで手のひらを傷つけ、
辺り一面、血飛沫が飛んで居たことくらいで。
でも、おぼろげながら私、このマンガを読んで、
確かに泣いた記憶も在るのです…。そう。私は幾度と
『小林サッカー』を見ても、同じシーンで泣けてきます。
無茶苦茶の中に存在する(かも知れない)得体の知れぬ、
けれども何だか物凄く熱いものに触れるにつけ(笑)、
「馬鹿だなあ。」と思うとつい、目頭がじーんとくるのです。
実は最近、あんなにテレビっ子だった私が、
時代劇と、深夜映画以外には殆どテレビを見て居ない、
と云う事実。けれども、このドラマ化が在ったおかげで、
少なくとも、毎週水曜が待ち遠しくなるでしょう。
うむ。久々の晴れ晴れとした、この気持ち。

*1:特に球一と球七

<