双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

十代青春交響曲

|日々| |音|


春霞がものすごくて、外は真っ白。
まるで、霧が出ているみたい。
いつものような、日曜の午後。
二階の窓辺に、Aちゃんが花を飾った。
小さな色ガラスのコップに
小さな野の花が、生けてある。
外から春のぼやけた光が射し込んで
コップと花とやわらかに溶け合い、
ほんのつかの間の、ささやかな現実逃避。
そして数分後には、当たり前のように
また、もとの場所へと、律義に戻ってくる。
望みというものは、願えばかなうのかしら。
もしそれが本当だとすれば、
嗚呼、ほんの少しでも良いから、
私は真っ当な人間になりたい。


Teenage Symphonies to God

Teenage Symphonies to God

夜、Velvet Crushを聴いた。

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