双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

黄昏喫茶時間

|日々|


寒い。もう冬なのだな。
そんな訳でかどうかは分からないが、
客足は遠ざかり気味。
しかし本日、ワンダフルモメントは
突然現れた。
お客さんの誰も居ない、
夕方の店内。
西日がやわらかに、ほんの少しの色をつけて
窓硝子から差し込んでくる。
Gontitiの、ゆったりとしたギターの旋律。
たっぷりいれたミルクティーの湯気。
静かの空間。
ふと気が付くと、何とも素敵な
時間が流れていたことに気付く。
こんなひとときの為に、
私は毎日を送る。
それは、ごくたまにしかやって来ない
そういう類のものだけれど。

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