双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

疲れる

|戯言|


店を開いて居ると、様々のお客さんがやって来る。
当然と云えば当然なのだろうけれど、近年増えて居るのが、
所謂「構ってちゃん」で、 若い女子客層に顕著である。
彼らは特別扱いを求めて、呼び名通り構って欲しいので、
強く印象付けようとアピール、過剰に媚びてくるだとか、
読めば分かることを理解しようとしない、執拗に質問攻めするなど。
それで、結果的にこちらが自分の思うようにならなかったり、
目的が達成されぬと感じたりすると (殆どがそうなのだが)、
それまでずっとハイテンションで喋りっぱなしだったのが、
まるでスイッチの切れたよにテンションが急降下して、
一気に静かとなり、能面みたいな無表情となってしまう。
(恐らく帰宅後は、SNSやらクチコミへ好き勝手書くのだろう)
土日や祝日にこんなのばかり続くと、本当に本当に消耗する。


「構ってちゃん」に限らず、そうで無い人たちの中にも、
その場では如何なる振る舞いが相応しいのか?
自分には如何なる振る舞いが求められるのか?
と云うことに、あまりにも鈍感な人が多い気がする。
何処であろうと、誰であろうと、いつも同じじゃ無い筈で、
場所や相手によって、して良いことと、良くないことは変わる。
他人のテリトリーに入る、と云うことはそう云うことだ。
一方的に己の都合、要求だけ。そこに共通言語は無い。
先ず、自分がどうなのか。どう振る舞えば良いのか。
それを分からない人が、何と多いことだろか。
実に殺伐とした、稚拙な、嫌な世の中であるよ。まったく。

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