双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

四角い箱の中身

|暮らし|


暮しの手帖 2010年 02月号 [雑誌]

暮しの手帖 2010年 02月号 [雑誌]


暮しの手帖』 を読んで居たら、のり弁当の記事。
洋風に韓国風に中華風などなど。目先の変わった
のり弁当の工夫が、幾つか提案されて居たのだが、
”のり弁”と云えばやっぱり、詰めたご飯の上に
おかかと昆布の佃煮を散らして、海苔敷いて。
そして何より、おかずは竹輪の天ぷらが良い。
おっと、しば漬けも忘れずに…なんてことを
考える内、無性に弁当が食べたくなってきた。
仕事柄、弁当を拵えることは無いのだけれど、
ならば、とプラスティックの保存容器を取り出し、
ガサゴソ冷蔵庫を探れば、おお!半端ではあるが
竹輪が在るじゃないか。昆布の佃煮も海苔も在る。
その他は在り合わせで、ささっと。甘味の濃い人参は、
皮むきで薄く削って、レモン汁と胡麻油、塩胡椒で
味付けし、胡瓜の薄切りを塩もみしたのには、梅の
甘酢付けを刻んで合わせる。それを皆容器に詰めたら、
Aちゃんの分とで、二つ。ナフキンに包んでお終い。
午後の仕事が一段落して、各々包みを解く。
嗚呼、この感じ。ものすごく久しぶりなんだなぁ。
只の在り合わせの、ありふれたのり弁の筈だのに、
是が何だか妙にうきうきして、蓋を取る頬も緩む。
ちょっと冷めたのが、好く味も馴染んで美味しい。
しみじみ考えてみると、こうして前もって弁当を
拵えておけば、仕事の切れたときを見計らって、
慌ててまかないを調理せずとも済むし、食べて居る
途中で仕事が入っても、ぱぱっとすぐに仕舞えるし、
何より、洗い物が最小限で済むと云うのが良い。


そんな訳でここ三日程。お昼は弁当なのであります。

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