双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

季節

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ムーミン谷の十一月 (講談社青い鳥文庫 (21‐8))

ムーミン谷の十一月 (講談社青い鳥文庫 (21‐8))


十月も半ばの頃となると、いつも決まって読みたくなるのが
このお話なんだな。嗚呼。ともすると、冬以外の季節はずっと、
冬の来るのを待って過ごして居るよな気がする。何故なら
冬にまつわるあれこれの想いを、心に仕舞ってあると云うのは、
何だかとても仕合せじゃないか。だから、未だ秋も終わらぬ
内から気が早いだなんて、どうか云わないで欲しいのだ。


さて。気が早い、と云えば。
私は一月、Aちゃんは二月の生まれなのだけれども、
年が明ける前に、互いの誕生日の贈り物を贈り合って
しまうのが、いつの頃からか通例となって居るのである。
先日、そろそろ 『ムーミン谷の十一月』 の季節ね。
なんて話をして居たら、Aちゃん。モランのマグカップ
珈琲でも飲みながら読みたいものだなぁ、と云うので、
それじゃあ、例の如く、早めの誕生祝いに如何か?と
提案すると、何なら今すぐでも良いよ、と返ってきた。
ならば私はトゥティッキーが欲しい、と云うんで、
結局は一緒に頼んでしまい、早々贈り合うことと相成り。
年も明けぬどころか、未だ十月も終わっては居らぬ。
気が早いと云うよか、せっかちも甚だしいか。

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