双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

好物

|雑記|


だまかなさんの本日エントリを読み、只今
無性にとんかつを食したい心持ちなのである。
以前に友人との間で、とんかつだのレバニラ
だのが好物の女なんてのは、殿方にとっては
如何なものか?と云う話題が幾度かのぼった
ことがあるが、何しろ、かく云う私自身こそが
まさにそう云う女なのだから、仕方が無い。*1
出先に、食券方式のドライブインのよな大雑把な
所へ立ち寄る場合は、無難な選択としてカレーを
注文することも多く、しかしながらこのカレー、
概ねが大味必至のレトルトであることを考慮し、
なるたけ旨く食したいと、つい、カツカレーを
選んでしまう。また、巷の食堂へ出掛ければ、
とんかつ定食とかつ丼の短冊に、喉がごくと鳴り、
ううむ。レバニラ定食も捨て難いな、と心浮き立つ。


「ぼかぁ、さばさばして居て、気取り無く旨そに
ご飯を食べるよな女性が好きだなぁ。うん。」


そんな言葉を口にする殿方が、時折居るけれども、
それを真に受けて、とんかつだのレバニラだのを
躊躇無く注文すると、先ず 「え?」 と云う顔をされ、
さらに丼飯と一緒に威勢良く、ぱくぱく頬張れば
大抵の場合、それはやがて苦い笑みへと変わる。
その後はと云えば、次第にお声も掛からなくなって、
ほれ見たことか、となる訳だから、全くもって
実に勝手なことを云ってくれるものだ、と想う。

*1:好物ではあるが、そうしょっちゅう食べたいと云う訳でも無く、三ヶ月に一度程の周期でそれは訪れる。

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