双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

日本BB党

|雑記|


「BB」 
評論家の樋口恵子女史が、いつだかの新聞の
人生相談の中で使って居た言葉である。字面から
先ずは浮かべる、あの往年の仏蘭西女優の愛称にも、
日頃世話になって居る、プロバイダの名にも在らず。
「BB」 とは 「貧乏婆さん (ビンボウバアサン)」 の意。
独身・子無しのまま年老いて、貯蓄も稼ぎも無く、
至極僅かな年金での生活を強いられる老女*1 を指して
「BB」 なのである。と云うことは、だ。私のよな女が
このまま年を取った先の姿、そ・の・も・の、ではないか!!
つまり私は立派な 「BB予備軍」 なのだよ!とは云え。
何も妙齢の独身・子無し女性が皆、予備軍となる訳ではない。
少し前に取り沙汰された、所謂 「負け犬」 女性はここへは
当てはまらぬ。何故ならば 「負け犬」 とはあくまで自嘲
なのであって、その後ろには同年代の主婦らへの優越意識が
隠されて居り、しかも彼女らは、キャリアも稼ぎも在るから、
勿論、貯蓄だって潤沢。その上、年金だって厚生年金だ。
そう云う女性らは決して 「BB」 にはならない。
否、なり得ない。私のよな女。”妙齢の独身・子無し女性”
の部分までは同じでも、その先の全く異なる女。つまり、
キャリアとは無縁。稼ぎ具合も寂しく、貯蓄も殆ど無い。
先々は僅かな国民年金のみ、と云う者が 「BB」 の立派な
予備軍として存在できるのだよ。


現在、選挙運動真っ只中の各党が、マニフェストだ何だと
様々に掲げてらっしゃるが、皆さん、誰一人として 「BB」 の
ことなど考えてくれては居ないのね。当たり前だけど(笑)。
ならばどうだろ。ここは一つ 『日本BB党』 なぞ旗揚げし
参戦とすれば、多くの同志の賛同を得られやしいまいかね?
勿論 。「BJ」 (貧乏爺さん) も仲間だよ。


|映画|


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淡島千景の未亡人が切り盛りする、浜松の弁当屋を舞台に、
森繁と伴淳とフランキー堺の三人が、例の如くドタバタと。
嗚呼、伴淳は素敵過ぎるなぁ。

*1:熟年に夫と離縁した専業主婦や、少ない収入故に年金も少ない女性なども含まれるらしいが、それにしても凄いネーミングだな(苦笑)。

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