|音|
間延びした土曜日の昼下がり。
麻紐に沿わせた変化朝顔の細い蔓の先が、
寄る辺を探して、ふらと風に揺れて居る。
ここ数日の残暑から暫し離れた、爽やかな夏の風。
盆の入りを前にしてのことだろか。やけに静かな
様相の一日の中に、薄い眠気がとろり、幾度も訪れる。
横道に度々、自転車の車輪の砂利を噛む音を聞く。
- アーティスト: アグスティン・ペレイラ・ルセナ
- 出版社/メーカー: Celeste
- 発売日: 2004/02/06
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
異邦人の紡ぐサウダージ。瞼の後ろ、遠い記憶。