双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

旅に出たなら手紙でもよこしてくれたまえ

|雑記|


飄々と生きたいものだなぁ。


日曜日が終わる頃に、ふとそんなことを考える。
表向き、普段は何を考えて居るのか、
ちと分からぬ風情で。何やら、ふらりして居る
かと思えば、何食わぬ顔して、さっさかと。
面倒事は御免だけれど、それでも被れば
やれ仕方が無いやと、ちゃちゃっと片を付け。
のん気に見えても、その実、鋭く。けれど
ひとには、やっぱりのん気に見えて。
しがらみに縛られず、ひょいと身軽で。
あのひとは、ちょっと変わってるけど
なんて云われても、別段、腹も立てず
「ちょっと」と「けど」の部分にニヤリとし。
ありふれたことと、そうでないことの両方に
いつも、自分のぴたりを探し。
毒にも薬にもならないことは、すぐに忘れ。
歩いて居て、風向きの変わるのに敏感で。
そんなとき、匂いの変わるのも知って居て。
世の無粋に触れても、我関せずの佇まい。
物凄く良いひと、と云う訳でも無いけれど、
死んだときには、何だか妙に寂しいなぁ
と思われ。遺影の写真が何処か可笑しくて、
それを見て、皆に泣き笑いされ。


飄々と。飄々と。
肩の力が、するんと抜けた生き方が良いなぁ。

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