双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

ああ、なんていう家なんだろ。鼻をかむにも命がけだ

|日々|


日中こそ陽も差して、幾らかは
しのぎ易いか、と思われた
本日金曜日。のんびり構えて居たらば、
午後になって、空はうっすらと
灰色雲を携えて、風も出てきた。
雪でも降るのだろか・・・。
ゆるゆると刻は進む。夜ともなれば
当然のよに、冷え込み厳しく。
用心のため、止めてある筈の
換気扇が、風に煽られて
不穏な動きをする。ふむ、
二月の奴め、
ついぞ本性を現したか・・・。



釣り下がった、感触の系譜。
気にも掛けぬ、一つの退屈。
鼻っ柱をすり抜けた。
叩く叩く。
何処も彼処も。

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