双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

2008-03-16から1日間の記事一覧

一握の砂塵の如き午後がするりとすべり落ちる

|縷々| 不確かな手触りと、薄くて遠い匂いと。 まろやかな日だまりの均衡が静かに傾いて、 やがて仄暗い翳りを落とすと、重たくひんやりした 夜の気配が、足下にうっすら、溜まり始める。 日曜日の名残りは寄る辺無く、境目の曖昧な 季節と季節の間に、ひっ…

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