双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

2004-11-18から1日間の記事一覧

日常空想旅行

|本| |雑記| 二十代の前半、ぼくはよく喫茶店で時をすごした。テーブルの上に金子光晴の自伝『ねむれ巴里』がある夕暮れなど、窓の外からパンを焼く薫りが漂ってきたりすると、「これがパリの匂いだ」と、決めつけて喜んでいたものだった。当時の喫茶店の様…

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