双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

襟足に北風

|雑記|


ほぼ二ヶ月ぶりの散髪に出掛ける。いつもと同じく、
前髪は眉下。耳をすっかり出し、襟足は程好く刈上げ。
散髪中に、白髪の塩梅について訊ねてみたところ、
一部集中型では無く、全体にバランス良く分布して
居る旨を告げられ、ホホホと満足。我ながら酔狂と想う。
心身ともにさっぱりとし、しかしながら、身支度に襟巻き
の類を加えなかったため、帰り道の襟足と云ったら
ひどくすうすうとして、是には参った。折角出掛けた
ついでと、気分も宜しいのと。薬局の化粧品売り場にて
色付きの薄い口紅をひとつ、買い求める。五百円也。

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