双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

坊ちゃん刈りは夏仕様

|雑記| |音|


月曜日。
珍しくからっとした梅雨の晴れ間に、朝から動き出す。
シーツなど大物を洗濯して外へ干し、窓を全部開けて掃除やら何やら。
昼過ぎには家のことを粗方済まして、いそいそと身支度整えて、
フォルゴーレ号に乗って出立。実にふた月半ぶりの散髪である。

坊ちゃん刈りは実に気に入って居り、是を別のへ変えるつもりは
毛頭無いのだけれども、夏を前にそろそろ暑苦しくなってきて、
かと云って、具体的な妙案も浮かばずにあった。

「今日はどうするの?」
「うーん。何とか是、塩梅よく”夏仕様”にできませんかねぇ」
「ね!!電話貰ってから、私も全く同じこと考えてたのよ!」

そうとなったら話は早い。鋏も早い。Jさんに万事お任せする。
先ずは内側を刈り上げてサイドの厚みをすっきりとし、
そのままぐるっと後ろまで繋げて。バリカンは3mm(!)に。
合わせて毛先も一寸だけ軽くして、細部まで微調整したら、
あらま。ホビ仕様坊ちゃん刈りの夏仕様(ヤヤコシイネ)が、見事完成。
二人して鏡見て、ちゃんと夏仕様になったよね。良いね良いね、など。
今様のツーブロックと云うよか、何やら紅衛兵な感じであるが(笑)、
結構、結構。ちゃあんとホビ仕様で夏仕様に仕上がって、
的確な見立てと確かな技術、さすがのJさんなのであった。


さて。
何処も彼処もすっかり風通し宜しくなって、さっぱり清々の帰り道。
左に一面の田んぼ、右にこんもりとした森を見ながら、
梅雨の晴れ間の青空の下を、フォルゴーレ号に乗っかって。
誰も居ない舗装道をひゅいーんと風切って、口ずさむ。


とーこーろーでーオレは雲を呼び 十万里をひとっとび~♪

まさしくそんな感じの、実に愉快な気分。

イロいろ色あそび

|本|


最近のもっぱらの気に入り、三冊。


何れも、中心に色票を置いた日本の伝統色の色見本帖として非常に役に立つ内容なのだが、一見似通いつつも其々に違った特徴の在るのが嬉しい。『日本の伝統色』は色名の由来や染色法などが詳しく解説されて居るし、『配色辞典』『配色辞典・応用編』は上下の二冊組と考えると宜しいか。前者は文字通り様々の多色配色が豊富に掲載され、後者は一月から十二月までの季節毎の配色に加えて、インテリアや服飾、グラフィックデザインの中の配色も掲載されて居る。兎に角、三冊をとっかえひっかえ、何処をどうペラペラやっても、ちいとも飽きることがない。
例えば、手持ちの着物の色を引いてみる。いつもなら英名で云う名前も、和名だとこんな素敵な名前なのか、と改めて知り、色の名の由来にふむふむと頷き、そうした後で今度は其処へ合わせる色を、ああだこうだと色票で組み合わせてみたり。気の向いたとき、いつでもささっと手に取れる場所に置いてあるのだけれど、いやはや、是が愉しい愉しい。イロいろ色あそび。安上りでためになって身にも付く、実に有意義な遊びであることよ。


◆◆◆


『配色辞典・応用編』より。
今時期のお気に入りの配色をふたつばかり。

六月:褐色(かちいろ)、甕覗、黄茶
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七月:柳茶、蒸栗色、若竹色
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由無し事 needs エビデンス

|戯言| |てがきはてな|


美味いもん
(本文の内容とはまったく関係無いです…。)

お上曰く「スポーツの力がみんなにくれる夢とか勇気とか希望」とかで、世界規模の疫病も乗り越えることができるんだYO!打ち勝てるんだYO!とのことなので、是非ともシャーレの中で培養したウィルスにその云々とやらを、ちょいちょいっとくっつけて、どのくらいやっつけられるか観察してみてちょ。科学的な事実に基づく素敵な報告、待ってるぜ!

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