双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

Il Nome Della Rosa (3)

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後発組Bが咲き出して、あちらでもこちらでも。
お嬢さん方のおしゃべりで、初夏の庭先が賑やかです。*1


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【L】ホーム&ガーデン (Home and Garden)
【R】トレジャートローヴ (Treasure Trove)

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【L】マリー・ドゥ・サンジャン (Marie de Saint Jean)
【R】シャリファ・アスマ (Sharifa Asma)



新入りさんたちを迎えて初めての春の開花は、待ち遠しくてわくわくと。
古株さんたちの今年の花色は気候の所為か、或いは肥料や土の塩梅からか。
例年と比べてやや色濃い気がした。特にサフラノの杏子色は素敵だったな。

薔薇の名前が様々在るよに、姿かたちも香りも、皆違って其々に個性が在る。
ころりんカップやロゼットが在れば、丸弁やらポンポンやらも在り。
大輪だったり小輪だったり。一輪咲きだったり房咲きだったり。
真ん中のしべがそばかすみたいなのは、きっとおさげ髪の素朴なお嬢さん。
繊細な薄紙細工の花びらが美しいのは、上質な木綿のレースをまとった奥方。

一季咲きのお嬢さんは、また来年会いましょう。
返り咲き、繰り返し咲きのお嬢さんは、どうぞ良しなに。

*1:実はあとひとつ。未だ開花待ちの新入りお嬢さんが居るのですが、思わぬバラゾウムシの被害でどうなることやら…。様子を見守りながら、急かずに待つこととしましょうかね。

Il Nome Della Rosa (2)

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少し遅れて咲き始めた、後発組Aのお嬢さん方。*1
因みに”後発組A”としたのは、咲きそで咲かないB組が控えて居るから、です。


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【L】ロサ・ケンティフォリア・ヴァリエガータ (Rosa centifolia variegata)
【R】ソンブロイユ (Sombreuil)

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【L】サフラノ (Safrano)
【R】ブラッシュ ノアゼット (Blush Noisette)


◆◆◆


あ。ソンブロイユの花にヒラタアブ君が!

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無農薬で育てて居ると、本当に様々の素敵な虫たちがやって来る。
庭での作業中「ブーン」とヒラタ君の羽音がする度、いつも嬉しくなる。

*1:サフラノは開花一番乗りだったのだけれど、写真に撮る機を逃してしまったので、後発組と一緒に。

Il Nome Della Rosa (1)

|庭仕事| |写眞館|


新緑の目に眩しい季節は、止まることなく日々進み、
新入りさんも、古株さんも、皆次々と咲き出して。
先ずは、先発組のお嬢さん方から。


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【L】マダム・ピエール・オジェ (Mme. Pierre Oger)     
【R】ラ・レーヌ・ビクトリア (La Reine Victoria)  

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【L】デュセス・ド・ブラバン (Duchesse de Brabant)    
【R】セリーヌ・フォレスティエ (Céline Forestier)  

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【L】カーディナル・ドゥ・リシュリュー (Cardinal de Richelieu)                
【R】バフ・ビューティ (Buff Beauty) 

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【L】マダム・アルフレッド・キャリエール (Mme. Alfred Carrière)    
【R】ヴックス・カプリス (Vick's Caprice)


手を掛け過ぎず、手を抜き過ぎず。(バラに限らず) 何事も程々が良い。
農薬を使わないから困った虫も寄って来るが、それを捕食する虫も来て働いてくれる。
気候など自然環境の塩梅だったり、施肥やお世話の塩梅だったりで、
年毎に花色や様子が違ったりするのも、又愉しみのひとつなのであります。

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