双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

年の瀬に思う

|雑記|


昨日は心善き人々が粛々と集い、平和で穏やかな仕事納めであった。
こんな風に、いつも感謝と安堵で一日が終われたら良いなぁ。

新型某禍の一年。
振り返ってみると、悪いことばかりじゃなかった気がして居る。
そう云えるのは、私自身が切った張ったの瀬戸際に生きて居らぬのと、
必死のところまで切羽詰まって居らぬからだろうが、敢えて云おう。
うん、悪いことばかりじゃなかった。

何だろなぁ。
新型某禍で余儀なくされた、あれやこれやの制限が、
かえって我々の店にとっては、プラスにも大きく働いた、と云うのかな。
本来であれば、面倒なだけの筈の、仕方が無い筈のあれこれが、
結果として、我々を守る盾となってくれたよに思える。
互いに見知らぬひとり同士が、同じ空間の中で各々の時間を過ごし、
それが穏やかで和やかな連帯の調和を紡ぎ出す。言葉を交わさずとも。
今までどうやっても手の届かなかった根幹の部分を、
奇しくも、コロナによって叶えられることになろうとは...。

身の丈に合った暮らしが在れば、それで良い。
あれもこれも、多くは望まない。
そんな地味で当たり前が、大切なものなのだな。
年の瀬に思う。どうか心静かで居られますように。

編み心と園芸覚え書

|雑記|


この度の正月は、いつもよか長く休みを取ることにした。
そんなことは、十八年前の母方の祖父の葬儀以来であるが、*1
何しろ、新型某禍はとどまるを知らず、くわばらくわばら。
そんな訳だから、当然何処へ出掛けることもできぬし、
はてさて。五日間もの休みをどうしてくれようかなぁ。
片手に持ったお椀の中へ、箸の先を突っ込んだまま
暫しぼんやりと、そうして急に「はっ」と思い至る。
そうだ、正月は編み物して過ごそう!
セーターが良いかな。否、カーディガンにするか。
久々に編み心が動き出したところで、善は急げ。
残りの味噌汁をザザとかっ込むと、早速にノートPCを起動し、
馴染みの店舗へ毛糸を物色するのであった。やれやれ。


|庭仕事|


以下、作業日誌。

【十二月二十四日】
■残りの鉢植えバラの土替えと施肥、及び地植えバラへの施肥

  • ヴィックス・カプリス (8号)
  • Mme.アルフレッド・キャリエール (12号):三分の一程の土を入れ替え
  • ホーム&ガーデン (地植え):株回りを掘ってリンカリ肥を施肥


是にて、全鉢植えバラの土替えと施肥が終了。キャリエールの奥方については全部の土を入れ替えせずに、スコップでざくざくと掘り起こして、古い用土を取り除いた所へ新たな用土を足して、リンカリ肥も施肥。12号以上の大鉢の土替えは二~三年に一度にして、全替えしない年はこの”一部入れ替え方式”で良いかな、と。


葉取りは落葉が目立ってきたり、ちりちりに枯れてきたりしたのを、その都度取り除きながら一寸ずつ進めて居る。今日はブラッシュ・ノアゼットと、ホーム&ガーデンの痛んだ葉を半分程取り除く。太枝の立派な棘は手袋の上からでも容赦ないので、要注意である(笑)。
一先ず、年内の作業は片付いた格好。

*1:亡くなったのが突然で、しかも大晦日の早朝だったため、皆大慌て。結局は準備した正月料理など飲み食いしつつ、一同厳か…もとい騒々しく(笑)、一週間余の長い休み(と云うか喪なんだけど)を連日祖父宅に集まって過ごしたのであったヨ…。

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