双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

An armchair traveler

|雑記| |本|


欧州では、読書を通じて旅を愉しむ人を
「書斎の旅人」と呼ぶのだとか。
なかなか粋な云い回し、と思う。
となると、さしずめこの私もまた、
「書斎の旅人」の一人なのかしら。
未だに、書斎なるものへの憧れは在れど、
それらしきを構えるには至って居らぬ故、
些か、歯痒い気もしないでも無いが。
ともあれ、誰かの紀行文だの、旅に関する
諸々の書物を読んで、彼の地に想いを馳せ。
と云うのは、日常に在って非日常を得る、
最も容易な手段であるよに思う。
人から想像力を取上げてしまったなら、
人生は、何とつまらぬものか…。



イタリアものしり紀行 (新潮文庫)

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「全ての道はローマに通ず」と云う言葉を聞いて、
子供の頃は、本当に世界中の全ての道が、
最終的にローマへ通じて居るのだ!と信じて居た(笑)。

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