双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

|若旦那| の検索結果:

六月の猫

|若旦那| |忍び| 気付けばもう、一年が半分過ぎて居た。 そんな、梅雨入りの日の坊ちゃんたち。 |蹴球| カンピオナート最終節 アタランタ VS ミラン アタランタ 1 − 3 ミラン 今季は10位で幕を閉じ。うすうす予想はして居たけれど、案の定ピッポの解任は濃厚で(本人はあと一年続けさせて、って懇願してるらしいが...)、次期監督にミハイロビッチと云う話。何やらタソッティさんも離れるみたいだし、ピッポに監督業ってのは未だ時期尚早だったのかもなぁ、などなど、色々と切ないシー…

ぎゅうぎゅう

|若旦那| |忍び| 若旦那と忍びちゃん。 決して仲は悪く無いけれど、かと云ってもの凄く良い訳でもない。 それが或る晩。風呂上りにふと見たら、一緒の布団の中で お互いぎゅうぎゅうにくっついて、何だかあったかそにまどろんで居た。 同居二年目に入って初めて見た、世に云う”猫団子”なのであった。 あらまぁ。そんなにぎゅうぎゅうにくっついて、よっぽど寒かったのだねぇ*1。 *1:尤も。この後で恒例のどつき合いになるのだけれどもさ...。

役割

|若旦那| |忍び| 若旦那の入院以来、二匹は何処かしら体の一部をくっ付けるよにして、一緒の場所に居ることが多くなった。しかしながら、所謂”べったり”とは違う。気が付いたら、いつの間にか傍に寄って、控えめにくっ付いて居ると云った塩梅で、大抵は若旦那の方が忍びちゃんに近付いてゆき、そっと頭を寄り掛けるなどすると、忍びちゃんが黙ってそれを受け止める。そうして、そのまま眠ってしまったり、或いは只じいとして居たりするのである。 忍びちゃんは、いつだって事情を理解して居るのだ、と想う。…

続・若旦那の経過

|若旦那| ■一日(月) 早朝の厠Aにて、若旦那が遂に”大玉”と呼んで差し支えないであろう、お小水の塊を拵えた。嗚呼、良かった!正確には”限り無く大玉に近い中玉”なのであるけれども、もうこの際、大でも中でも透明でもブルーでもどっちでも宜しい。兎に角、目出度いのである。頻尿はぴたりと止み、お小水もほぼ正常に近い状態で出て居る。 ■二日(火) この分だと、近く順調に快癒するかも知れないが、勿論、油断は禁物である。これからの寒さや食事、水分には未だ未だ十分に気を配らねばならないし、…

若旦那の経過

|若旦那| ■二十七日(木) 退院時に「是で大体は尿が出るよになる」と云われて帰って来たが、出るには出るものの、猫砂にほんの小さなシミができる程度。こんな塩梅では、とても出て居るとは云い難いので、夕刻にお医者へ。触診とエコーによると、膀胱内に尿は思いの外溜まっては居らず、圧迫による排尿を施したところ、尿の出が非常に細いと云う。軽い膀胱炎は起こして居るが、陰部や尿道が特に炎症を起こして居る訳でも無く、まして石が在るのでも無い。尿検査の結果はと云えば、pHは正常値まで下がり、スト…

若旦那の退院

|若旦那| 日曜の晩の緊急入院から、一夜明けた月曜日。母方の祖父の十三回忌法要で午前中から忙しく、会食を終えてようやっと帰宅したのが夕刻前。ずっと気が気で無かった。夜七時過ぎに祝日で休診のお医者へ。ケージの並んだ入院室へ通されると、カラーを首に巻き、前足に点滴のチューブを固定された若旦那が、ケージの奥に固まって、真ん丸の眼をしてこちらを見て居た。まるで知らない人を見るよな目つきである。そりゃそうだろう。いきなりお医者へ連れてこられて、おっかない思いをして、点滴だのカテーテルだ…

若旦那のお小水 再び

|若旦那| 満ち足りたご褒美の日曜日を終えて店を仕舞い、帰宅して暫し。厠へ向かった若旦那の様子が、どうもおかしい。五分おきに厠と茶の間を行ったり来たりして居る。もしや...と厠の砂を確認すると、かき寄せられた砂が山になって居るだけで、何も無い。その後も、四つ在る厠全てに出入りして用を足す格好をするも、小水一滴も出ず。今朝まではちゃんと出て居たのだが...。是は結石が詰まったに違いない。となれば急を要する事態である。 時刻は夜十時。掛かりつけのお医者は、勿論閉まって居り、翌日も…

男子倶楽部

|手仕事| |若旦那| |忍び| 何だか手持ち無沙汰だったので、首輪に襟などくっつけたのを拵えてみた。 拙宅の猫どもは揃って男子だもので、せいぜいこの程度が精一杯である。 以下、ホビ家の男子倶楽部。 【会長】些か納得のゆかぬ風の若旦那。いやいや、男前ですヨ。 【副会長】忍びちゃんはタキシード猫だけあって、シャツ襟で正装か。

猫と大根

|若旦那| |忍び| 拙宅の猫ども。特に若旦那は、肉より魚より大根が好物なのである。 茶碗に入れて大根の茹で汁など持ってゆくと、寝床でごろりして居っても、もの凄い勢いで飛び出して来る程である。忍びちゃんも好きな風だが、何やら若旦那の猛烈な勢いに押されて「ボクも好き!」と便乗して居るよな気がしないでも無い(笑)。兎にも角にも”大根好きな猫”なんてのは、過去に全く知らぬ。水飲みが少なくなりがちな寒い季節だとか、お小水の量がどうも気になる、と云うときなどに、湯がいて小さく切った大根…

お小水その後

|若旦那| |忍び| お小水の具合がおかしいぞ、とお医者へ行ったら、ストルバイト結晶が見付かってしまった若旦那。それから一週間が経過した本日、二度目の通院。さて。尿検査の結果はと申しますれば、結晶・血尿共に検出されず。尿のphが未だアルカリ寄りとは云え、値一つは下がって来て居るし、タンパクの量も僅かなので、概ね経過良好。膀胱炎の症状も見られぬため「抗生剤の投薬についてはもう必要は無いでしょう。もう少し落ち着くまで療法食で様子を見て下さい」とのこと。嗚呼、やれやれ一安心。生来の…

若旦那のお小水

|若旦那| 数日前より、若旦那の”元気玉”*1が、どうもいつもよか小さい気がして様子を見て居たのであるが、今日になって、砂は掘れども小水極僅か、と云った風なので、こいつはもしや例の突発性膀胱炎、再びか?と午後の暇を縫ってお医者へ行ったら、何と。膀胱内にストルバイトの結晶が在ると云うのである。 ストルバイト結石は比較的雄猫に多く見られる病だが、今まで拙宅に暮らした猫らには全く縁が無く、若旦那にしても水を良く飲むし、餌にだって気を配って居ったので、ううむ。是はどうしたものやら..…

夏の毛皮

|若旦那| |忍び| いっそのこと、毛皮がファスナー式で脱げたら良いのにな。 (奥に居る忍びの伸び方が、何だかとっても行き倒れ風......)

余裕

|若旦那| |忍び| 概ね猫と云うのは、序列や縄張りに対する意識の強い生き物である。所有物に対しても同様で、それが何かの拍子でどうにかしたとなれば、小競り合いだの喧嘩だのの勃発することも珍しくない。先日、散髪に行こうと身支度を整えて居たら、若旦那最大の気に入りにして唯一不可侵の砦”つぶれキノコ”の上に、何故か悪びれもせず忍びちゃんが。嗚呼、こいつは一悶着起こるやも知れぬな、と主は案じた。 ところが、キノコ上の忍びを確認した若旦那。寝台を降りてするり隣室へと消えると、何を想った…

一歩先

|若旦那| |忍び| 拳骨一つ分の距離から、一歩先へ*1。 同居を始めて、ふた月と半ほど。 ようやっとここまで来たか、と想う春。 *1:とは居え、猫プロレスは相変わらずである。

運動の成果

|若旦那| 本日の午後、若旦那を予防接種のためお医者へ連れてゆく。前回の予防接種以来であるから、まるっと一年ぶりである。目方を量ったところ4.8キログラム。一年前の計量から五十グラム減って居た。快眠快食快便はいつもと変わらぬものの、恐らくは忍びと暮らすよになって、猫プロレスや運動会など、運動量の増えた所為であろう。 それにしても、君の病院嫌いは何とかならんものかねぇ...。 イケメン君(笑)が、ほんの一寸だけスリムになったヨ!

僕らの六日間戦争・その後

|若旦那| |忍び| お泊りからの流れで何となく、現在お試し同居中である。 是と云って、特に進展も無いのである*1。 *1:しばしば勃発する争いの原因は大抵、日向ぼっこだとか猫タワーだとかの主に場所取り。

僕らの六日間戦争

|若旦那| |忍び| 実は大晦日からの六日間。忍びちゃんが拙宅へ泊り込んで居たのである*1。 ここひと月は、日参して小一時間程を過ごすのが習慣となりつつあり、部屋の環境にもようやっと慣れてきた風であったので、ならば年越しと正月くらいは皆で過ごしたいものだなぁ、とこの際思い切って連れて来た訳なのだけれども、いやはや。是がまぁ、何ともかんともなもので…。 追いかけっこ及び猫プロレスの激しいのは相変わらず。始めのうちは、年長者の余裕で軽くいなしながら応戦する若旦那も、若さにまかせた…

猫馬鹿独り言つ

|若旦那| 若旦那は根っからの坊ちゃん気質である。 毛並みもふっさり、つやつや。 嗚呼、今日もかあいらしいったら仕方が無い。

犬猫の午後

|若旦那| 犬猫ピピン。 涼しさの戻った午後は昼寝も捗る。

其々

|忍び| |若旦那| 夏場の猫どもは、概ね長く伸びて居るものである。 子猫は可憐で、 若猫は・・・・・・

若旦那、緑に憩う

|若旦那| |庭仕事| 大きくなった鉢植えの草花を、鉢換えのついでに株分けしてあったのが、程好く育ってきた。小さな鉢がちまちまと集まって居る様は、実に好ましいものであるが、あまり増え過ぎるとかえって収拾が付かず、見苦しくなってしまうと云うので、是ら株分けで増やした鉢植えを、拙宅の玄関前の踊り場へごっそり移し、若旦那のための、ささやかな憩いの場に仕立てることとした。*1 生きて居れば、人で無くとも憂さは積もる。瑞々しい緑に囲まれて、どうぞ心休めて下さいませよ、と云う訳なのだけれ…

主の決断

|若旦那| |忍び| この二匹、果たしてどうなのだろか・・・。 網戸越しの向かい合わせに、幾度か夕餉を食べさせてみたのだけれど、時折ちら見こそすれ、一応は各々食事に集中して居る様子。又、互いにフーだのシャーだのとは云わぬものの、忍びはピンポンダッシュ宜しく、網戸越しのジャブを繰り出しては飛び退いて、そうかと思えば一人遊びに興じ、若旦那は時折クルクル云いながらも、ジャブにジャブで応戦するなどして、じいと忍びを観察。警戒して居る風なのは、もっぱら若旦那の方だが、しかしながら忍びに…

若旦那、チビ猫に会う

|若旦那| |忍び| 拙宅の筆頭猫は、誰あろうピピンの若旦那である。筆頭と云ったって、そもそも若旦那一匹しか居ないのだけれども、ここへ来て、新たな仲間が加わろうとして居る。薄々とお察しの方もいらっしゃったかと想うが、私は例のチビ猫を里子に出さず、自ら引き取ることに決めた。何しろ、爺さんの生まれ変わりであるフシが濃厚とあっては、他所のお宅へやれる訳が無い。しかし、拙宅には既に若旦那が居り、しかも孤児で保護された故、猫社会と云うものを殆ど知らぬまま、一人っ子宜しく気侭に暮らして来…

彌生力

|若旦那| |モノ| 若旦那の寝床に春夏仕様の品を新調。大小不揃いな水玉模様が何やら草間女史チックである故、拙宅では是を”彌生布団”と呼んで居るのだが、届いたその日の晩から早速に猫団子となって熟睡。撫でようがつつこうが微動だにせず、グウスカピーなのである。以前に冬用のモコモコ素材の寝床を与えた際には、イヤダイヤダの一点張りで、見向きもされなかった前例が在るため、主は些か不安であったのだけれど、この度は大層気に入ってくれた様子で一安心。*1 どうやら彌生パワーが作用したものと想…

謎の水鉢その後

|若旦那| 相変わらず薄ら寒いのと生温いのとが、忙しなく入れ替わる日々ではあれど、それでも僅かながら過ごし易くなってきた気もする、今日この頃。若旦那の水飲み対策として、いつぞやに購入した謎の水鉢(◆)も、ここへ来てようやっとその本領を発揮し始めた模様である。つい先頃までは全く見向きもされぬどころか、悪戯に手を突っ込んだり、おもちゃ(飲料水の王冠)を水没させたりするだけのものと化し、むむう。案の定、こいつもお蔵入りかしらん・・・と落胆、すっかり諦めかけて居ったのだけれども、やは…

若旦那、保険に入る。

|若旦那| 若旦那はすこぶる健康体である。今冬に突発性の軽い膀胱炎を患いはしたものの、概ね健やかな猫である。しかしながら、ウレタンやゴム素材のものを好んで齧っては、しばしば是を飲み込んでしまうと云う悪癖を持ち、そしてその殆どは後日糞と共に排出されるため、事無きを得て居たのだけれども、事を未然に防ぐべく、日頃より入念な対策と用心とを心掛けて居るにも拘わらず、先日ちょいと風呂掃除で目を離した隙に、鍵の外れかかった戸棚の中から、パウチ様の餌の袋を器用に引き摺り出し、在ろうことか。ち…

若旦那と謎の水鉢

|若旦那| |モノ| 拙宅の若旦那ピピン。元より好んで良く水を飲む性質の猫であるのだが、そうは云えども、先だっての膀胱炎以降は未だ少々気を配る必要が在り、従って水鉢の水以外にも、餌のカリカリにぬるま湯を差すだとか、或いはぬるま湯を足したウェットフードを混ぜるだとかして、なるたけ多くの水分を採らせるよに心掛けて居るのである。 ところが、ここ数日の寒の戻りの所為だろか。気付くとあまり水鉢の水が減って居らぬ様子*1だもので、奴さん。さては、つゆだく作戦にすっかり味を占めてしまったか…

春の眠り

|若旦那| 春が近づいて眠りに誘われるのは、 人も猫も同じ。 やわらかな体が布団へ沈むよに、 深く、ゆっくり、眠りへ沈む。

立場

|若旦那| 先だっての膀胱炎も快癒。予想外の出費にトホホと項垂れる主の懐具合など、ちいとも気になど留めぬ風の若旦那であるが、毎早朝の”早く餌くれ”攻撃に新たな暴挙が加わって、是が甚だ屈辱的だもので、故に主は更に項垂れるばかりなのである。暴挙とは如何なる暴挙か。奴さん。寝床へ潜って居る間は、丁度、私の右脇腹へひっつくよにして眠って居るのだけれども、早朝目を覚ますや、実に、顔を踏んづけながら枕の上へと移動。主の頭上より是を見下ろすよな格好で、ここからひたすらジャブを繰り出して来る…

仲よき事は

|若旦那| 先週末、若旦那を再びお医者へ連れてゆき、採尿して是を調べたところ、至極微量の血液が認められはしたものの、結晶などの類は見当たらず。結果として突発性膀胱炎であろう、とのこと。余り効果の見られなかった以前の抗生剤を、今回新たなものと変え、pHコントロールの餌などお土産に頂戴して帰宅。それから数日が経過した現在では、頻繁に厠を行き来することが無くなり、尿もほぼ通常に近く出るよになって、どうやら順調に快方へ向かって居る風なので、ほっとする。 しかし何だな。爺様の臓腑の病発…

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