双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

|若旦那| の検索結果:

若旦那のお小水

|若旦那| 数日前より、若旦那の”元気玉”*1が、どうもいつもよか小さい気がして様子を見て居たのであるが、今日になって、砂は掘れども小水極僅か、と云った風なので、こいつはもしや例の突発性膀胱炎、再びか?と午後の暇を縫ってお医者へ行ったら、何と。膀胱内にストルバイトの結晶が在ると云うのである。 ストルバイト結石は比較的雄猫に多く見られる病だが、今まで拙宅に暮らした猫らには全く縁が無く、若旦那にしても水を良く飲むし、餌にだって気を配って居ったので、ううむ。是はどうしたものやら..…

夏の毛皮

|若旦那| |忍び| いっそのこと、毛皮がファスナー式で脱げたら良いのにな。 (奥に居る忍びの伸び方が、何だかとっても行き倒れ風......)

余裕

|若旦那| |忍び| 概ね猫と云うのは、序列や縄張りに対する意識の強い生き物である。所有物に対しても同様で、それが何かの拍子でどうにかしたとなれば、小競り合いだの喧嘩だのの勃発することも珍しくない。先日、散髪に行こうと身支度を整えて居たら、若旦那最大の気に入りにして唯一不可侵の砦”つぶれキノコ”の上に、何故か悪びれもせず忍びちゃんが。嗚呼、こいつは一悶着起こるやも知れぬな、と主は案じた。 ところが、キノコ上の忍びを確認した若旦那。寝台を降りてするり隣室へと消えると、何を想った…

一歩先

|若旦那| |忍び| 拳骨一つ分の距離から、一歩先へ*1。 同居を始めて、ふた月と半ほど。 ようやっとここまで来たか、と想う春。 *1:とは居え、猫プロレスは相変わらずである。

運動の成果

|若旦那| 本日の午後、若旦那を予防接種のためお医者へ連れてゆく。前回の予防接種以来であるから、まるっと一年ぶりである。目方を量ったところ4.8キログラム。一年前の計量から五十グラム減って居た。快眠快食快便はいつもと変わらぬものの、恐らくは忍びと暮らすよになって、猫プロレスや運動会など、運動量の増えた所為であろう。 それにしても、君の病院嫌いは何とかならんものかねぇ...。 イケメン君(笑)が、ほんの一寸だけスリムになったヨ!

僕らの六日間戦争・その後

|若旦那| |忍び| お泊りからの流れで何となく、現在お試し同居中である。 是と云って、特に進展も無いのである*1。 *1:しばしば勃発する争いの原因は大抵、日向ぼっこだとか猫タワーだとかの主に場所取り。

僕らの六日間戦争

|若旦那| |忍び| 実は大晦日からの六日間。忍びちゃんが拙宅へ泊り込んで居たのである*1。 ここひと月は、日参して小一時間程を過ごすのが習慣となりつつあり、部屋の環境にもようやっと慣れてきた風であったので、ならば年越しと正月くらいは皆で過ごしたいものだなぁ、とこの際思い切って連れて来た訳なのだけれども、いやはや。是がまぁ、何ともかんともなもので…。 追いかけっこ及び猫プロレスの激しいのは相変わらず。始めのうちは、年長者の余裕で軽くいなしながら応戦する若旦那も、若さにまかせた…

猫馬鹿独り言つ

|若旦那| 若旦那は根っからの坊ちゃん気質である。 毛並みもふっさり、つやつや。 嗚呼、今日もかあいらしいったら仕方が無い。

犬猫の午後

|若旦那| 犬猫ピピン。 涼しさの戻った午後は昼寝も捗る。

其々

|忍び| |若旦那| 夏場の猫どもは、概ね長く伸びて居るものである。 子猫は可憐で、 若猫は・・・・・・

若旦那、緑に憩う

|若旦那| |庭仕事| 大きくなった鉢植えの草花を、鉢換えのついでに株分けしてあったのが、程好く育ってきた。小さな鉢がちまちまと集まって居る様は、実に好ましいものであるが、あまり増え過ぎるとかえって収拾が付かず、見苦しくなってしまうと云うので、是ら株分けで増やした鉢植えを、拙宅の玄関前の踊り場へごっそり移し、若旦那のための、ささやかな憩いの場に仕立てることとした。*1 生きて居れば、人で無くとも憂さは積もる。瑞々しい緑に囲まれて、どうぞ心休めて下さいませよ、と云う訳なのだけれ…

主の決断

|若旦那| |忍び| この二匹、果たしてどうなのだろか・・・。 網戸越しの向かい合わせに、幾度か夕餉を食べさせてみたのだけれど、時折ちら見こそすれ、一応は各々食事に集中して居る様子。又、互いにフーだのシャーだのとは云わぬものの、忍びはピンポンダッシュ宜しく、網戸越しのジャブを繰り出しては飛び退いて、そうかと思えば一人遊びに興じ、若旦那は時折クルクル云いながらも、ジャブにジャブで応戦するなどして、じいと忍びを観察。警戒して居る風なのは、もっぱら若旦那の方だが、しかしながら忍びに…

若旦那、チビ猫に会う

|若旦那| |忍び| 拙宅の筆頭猫は、誰あろうピピンの若旦那である。筆頭と云ったって、そもそも若旦那一匹しか居ないのだけれども、ここへ来て、新たな仲間が加わろうとして居る。薄々とお察しの方もいらっしゃったかと想うが、私は例のチビ猫を里子に出さず、自ら引き取ることに決めた。何しろ、爺さんの生まれ変わりであるフシが濃厚とあっては、他所のお宅へやれる訳が無い。しかし、拙宅には既に若旦那が居り、しかも孤児で保護された故、猫社会と云うものを殆ど知らぬまま、一人っ子宜しく気侭に暮らして来…

彌生力

|若旦那| |モノ| 若旦那の寝床に春夏仕様の品を新調。大小不揃いな水玉模様が何やら草間女史チックである故、拙宅では是を”彌生布団”と呼んで居るのだが、届いたその日の晩から早速に猫団子となって熟睡。撫でようがつつこうが微動だにせず、グウスカピーなのである。以前に冬用のモコモコ素材の寝床を与えた際には、イヤダイヤダの一点張りで、見向きもされなかった前例が在るため、主は些か不安であったのだけれど、この度は大層気に入ってくれた様子で一安心。*1 どうやら彌生パワーが作用したものと想…

謎の水鉢その後

|若旦那| 相変わらず薄ら寒いのと生温いのとが、忙しなく入れ替わる日々ではあれど、それでも僅かながら過ごし易くなってきた気もする、今日この頃。若旦那の水飲み対策として、いつぞやに購入した謎の水鉢(◆)も、ここへ来てようやっとその本領を発揮し始めた模様である。つい先頃までは全く見向きもされぬどころか、悪戯に手を突っ込んだり、おもちゃ(飲料水の王冠)を水没させたりするだけのものと化し、むむう。案の定、こいつもお蔵入りかしらん・・・と落胆、すっかり諦めかけて居ったのだけれども、やは…

若旦那、保険に入る。

|若旦那| 若旦那はすこぶる健康体である。今冬に突発性の軽い膀胱炎を患いはしたものの、概ね健やかな猫である。しかしながら、ウレタンやゴム素材のものを好んで齧っては、しばしば是を飲み込んでしまうと云う悪癖を持ち、そしてその殆どは後日糞と共に排出されるため、事無きを得て居たのだけれども、事を未然に防ぐべく、日頃より入念な対策と用心とを心掛けて居るにも拘わらず、先日ちょいと風呂掃除で目を離した隙に、鍵の外れかかった戸棚の中から、パウチ様の餌の袋を器用に引き摺り出し、在ろうことか。ち…

若旦那と謎の水鉢

|若旦那| |モノ| 拙宅の若旦那ピピン。元より好んで良く水を飲む性質の猫であるのだが、そうは云えども、先だっての膀胱炎以降は未だ少々気を配る必要が在り、従って水鉢の水以外にも、餌のカリカリにぬるま湯を差すだとか、或いはぬるま湯を足したウェットフードを混ぜるだとかして、なるたけ多くの水分を採らせるよに心掛けて居るのである。 ところが、ここ数日の寒の戻りの所為だろか。気付くとあまり水鉢の水が減って居らぬ様子*1だもので、奴さん。さては、つゆだく作戦にすっかり味を占めてしまったか…

春の眠り

|若旦那| 春が近づいて眠りに誘われるのは、 人も猫も同じ。 やわらかな体が布団へ沈むよに、 深く、ゆっくり、眠りへ沈む。

立場

|若旦那| 先だっての膀胱炎も快癒。予想外の出費にトホホと項垂れる主の懐具合など、ちいとも気になど留めぬ風の若旦那であるが、毎早朝の”早く餌くれ”攻撃に新たな暴挙が加わって、是が甚だ屈辱的だもので、故に主は更に項垂れるばかりなのである。暴挙とは如何なる暴挙か。奴さん。寝床へ潜って居る間は、丁度、私の右脇腹へひっつくよにして眠って居るのだけれども、早朝目を覚ますや、実に、顔を踏んづけながら枕の上へと移動。主の頭上より是を見下ろすよな格好で、ここからひたすらジャブを繰り出して来る…

仲よき事は

|若旦那| 先週末、若旦那を再びお医者へ連れてゆき、採尿して是を調べたところ、至極微量の血液が認められはしたものの、結晶などの類は見当たらず。結果として突発性膀胱炎であろう、とのこと。余り効果の見られなかった以前の抗生剤を、今回新たなものと変え、pHコントロールの餌などお土産に頂戴して帰宅。それから数日が経過した現在では、頻繁に厠を行き来することが無くなり、尿もほぼ通常に近く出るよになって、どうやら順調に快方へ向かって居る風なので、ほっとする。 しかし何だな。爺様の臓腑の病発…

デリケエトな厠問題

|若旦那| 若旦那、膀胱炎を患う。 先週末から矢鱈と厠へ行くようになり、妙だなと想いつつ暫く様子を窺って居たのだけれど、頻繁に用を足すわりには、猫砂の塊が通常の三分の一程度の大きさしかないところを見るに、どうやら幾らも尿が出て居ない模様。かと云って、用を足す際に痛がって居る風でも無し。相変わらず水を良く飲み食欲も旺盛、元気も売って余る程に在る。只ひとつ是について思い当たるものと云えば、果たして先頃新たにした厠問題なのであった。折りしも、若旦那があんまり豪快に砂を掻き散らすため…

君は友だち

|若旦那| |猫随想| 黄金色と緑色。 別々の、違った瞳。 けれど、眼差しの奥深くで、君たちは繋がって居る。 尻尾を持った、私の友だち。 若旦那ことピピンが拙宅にやって来て、本日で丸一年。想えば青天の霹靂から紆余曲折を経て、爺さんの旅立ちより、未だひと月も経たぬうちのことであった。(◆)何だかついこないだのことのよに感ぜられるけれど、あんなに小さかったのが、健やかを絵に描いたよに育ち、もうすっかり一丁前である。 アーロンとピピン。彼岸の猫と此岸の猫。この二者の間には、目に見え…

さしみ遊園

|若旦那| 拙宅の玄関を入ってすぐの所に在るコンパネ張りの板間は、雑多な納戸である。通称"さしみ"と呼ばれて居り、是は昔バンドの練習部屋として使って居た頃、防音のため、コンパネの上から適当な発砲スチロールを貼ってはどうか、との企てが持ち上がった際に、発砲スチロール→魚屋→刺身、と云う実に安直な連想からついた名で、結局これは為されぬままに終わったのだが、活動の疾うに無くなった今でも、その名だけが残って居る訳なのである。 さて、その"さしみ部屋"。納戸としての役割に加えて、若旦那…

シマシマ胴輪

|若旦那| |モノ| 先頃、若旦那に新たな胴輪を買い求めたのである。*1 別段、散歩がどうこうと云うのではない。所謂"もしものとき"の備えとして、やはり胴輪は在った方が宜しかろう、と。"もしものとき"なんてものは、できれば来ぬに越したことは無いのだけれど、それ以外でも、お医者へ連れてゆく際など、背負子の中で胴輪を着けて居れば、多少は大人しくできるであろうし、飛び出し防止用のベルト付きフックにも繋ぐことができるので、在れば何かと心強い。しかし、問題は若旦那が快く応じるか、否か。…

イヤダカラ、イヤダ。

|若旦那| |モノ| いつぞやの新たな猫円座購入の云い訳を、すっかり草臥れた上、近頃では若旦那のみっちりした肉体を収め切れず、尻だの足だのとはみ出る一方の”つぶれキノコ”へ見付けた末、遂に猫円座は遥々海を渡って届けられたのであるが、肝心の若旦那ときたら、どうもこいつがお気に召さぬようなのだ。 北向きの窓辺に据えてあったキノコへ長年の労を労い、しかしながら、是は亡き爺さんの形見でもあるから、風呂敷に包んで押入れに仕舞った後、そうしてその後釜として、全く同じ場所へ新たな猫円座を据…

お下がりケープ 若旦那へゆく

|若旦那| 爺様亡き後に拵えた”おめかし用猫ケープ”(◆)。今やすっかり育った若旦那に丁度良い頃か、と是を試しにかぶせてみたところ、胴輪に関してはあれ程嫌がるのに、別段拒む訳でもなし。意外や、すんなりと従ってくれたもので些か拍子抜けするも、こいつはしめたものである。それどころか、放っておいたらずっとかぶったままで居る風なので、ぬくぬくとして、案外着心地が宜しいのかも知れない。 とは云え、首周りにもうちいと余裕が欲しいよな気もするので、再度余り毛糸を見繕って、ひと回り大き目の寸…

趣味

|若旦那| そろそろ生後一年を迎えようかと云う頃になって、次々と困った行いの発覚する、ピピンの若旦那。今度は何事かと申せば、”サンダル齧り(及び、食い)”である。 以前より主の目を盗み、シリコンブラシの角を齧って、是を飲み込む。或いは、スニーカーの靴底を齧るなどの前科が先ず在り、そしてこの度のサンダルへと至った訳だが、こうして書き並べてみると、どうやらシリコンだのゴムだの圧縮ウレタンだの。ああ云う、弾力の在る、しっかりとした噛み応えの素材に限ってのことらしい。 被害にあったサ…

開発と思惑

…その通りであろう。 |若旦那| 若旦那の肉球。脱皮がほぼ完了したのか、本来のやわらかな風合いが戻って来たよである。しかし犬遊びを再開するには、未だ時期尚早かとも想うので、代わりにねこじゃらしを使うなどして、こちらは様々工夫を凝らして居るつもりなのだが、当の本人にすると、斯様なものでは満足できぬ、と然も云いたげの様子で、相変わらずの退屈顔だ。 そんな矢先の或る夜更け。寝台にうつらうつらして居ったところ、何やら板間の暗がりから、ゴロゴロゴロ。ズサッ。ゴロゴロゴロ・・・・・と奇怪な…

肉球その後

|若旦那| 午後から土砂降りとなったお陰で、少しの暇が出来たので、先ず心配は無かろうが念のため、と若旦那をお医者へ診せに行ったところ、案の定。珍しい例ではあるが、恐らくは例の犬遊びによって、日々鍛えられた肉球の表皮が次第に分厚くなり、それが新陳代謝で剥がれたのでは?自然に剥がれて、じきにきれいになるでしょう、とのことで一件落着。「丁度、人間なら踵の皮膚が硬くなっちゃうみたいなものかな。遊びも程々にね」さすがに先生も苦笑いであった。ウェットフードの試供品をお土産に頂戴して帰る。…

犬猫の肉球

|若旦那| 若旦那は猫の中でも所謂”犬猫”の部類であり、犬猫たる所以を並べてゆくと切りが無いので省略するが、中でもとりわけ、投げたモノを咥えて持って来る(→投げる→持って来る→以下延々)犬らしい遊びが、大層の気に入りである。その犬遊びにしても、ちょいと先へ放るくらいでは駄目で、部屋を跨いでやらねばいけない。主の放ったアンダースロウが大きく弧を描くより先に、ダッと駆け出し、フローリングの床をシューっとスライディング。飽くことを知らぬ勢いで、兎も角、是がなかなかに激しいのである。…

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