双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

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暮らしのいろどり陰謀論

|映画| |戯言| 師走です。 そろそろ、加藤嘉の 『一月と二月の八甲田は...一度踏み込んだら生きて帰れねえ...白い地獄だ!』 が聞きたくなる時期となって参ります。八甲田山 HDリマスター [Blu-ray]出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)発売日: 2015/11/03メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (4件) を見る ”雪の進軍氷を踏んで♪”と毎年の暮れのお愉しみのひとつに、映画『八甲田山』観賞が在る訳ですが*1、春日太一氏の語るこちらの…

由無し事

|戯言| ■何とは無しに『江戸を斬る』を観ながら、田中明夫が誰かに似て居る気がして、誰だっけなぁ...。程無く、あっ!ジム・ブロードベントだ!と気付いた。 そうなると、ブロードベント氏も髷ヅラのワルが似合う、と云うことになるな(笑)。 ■母の拵えたクリームシチューが、どうにも水っぽく、一味も二味も足りぬため、ほんの思い付きで半端に余った白菜キムチを加えたところ、あら。びっくり!味わいが増したばかりか、コクや旨みも加わって大正解。実に美味しゅうございましたヨ。 ■狩りの名手・剣…

由無し事

|戯言| ■午後、店の裏手で剣菱嬢とまったり戯れて居たら、通り掛った老婦人に「あら〜、良いわねぇ。仲良しさんねぇ」と声を掛けられた。老婦人の去った後「仲良しさん、だってさ。てへっ」と云うと、目を細めて寝そべったままの剣菱に、親指の付け根辺りを、ぺろり、と舐められた。てへっ。 ■昨晩、犬と人間の歴史を紐解くドキュメンタリ番組を観ながら、犬ってのは全く偉いよ。人間を助けて働くんだものなぁ。猫はちいとも働かんものなぁ…と心の中に想った直後、ふと強い視線を感じた。若旦那がもの凄く不服…

秋のモヤモヤ

|戯言| ■一方的にこちらへ打診だの依頼だのをしておいて、それ以降は全くの沙汰無しで、ぎりぎり前日になってようやっと連絡して来るって、是如何に??それも、痺れを切らしてこちらから連絡してのこと。ひょっとして…ええと、なめられてる(笑)?一見すると、とてもそんな風には見えぬ人が無自覚に非常識なのは、実にモヤモヤとするものである。 ■それに引き換え、どうだろ。ウチに荷物を届けに来る、クロネコの兄さんらの、まぁ良く気の回ることの自然さと云ったら。そりゃあ、姿が見えればドアを開けてあ…

由無し事

|戯言| ■なんたらGOとやらの狂騒を報じるニュースが、連日大きく取り上げられて居るが、オイラはふと、映画『キングスマン』で、サミュエル・L・ジャクソン扮するIT富豪が世界中へバラ撒いた、あの無料のSIMカードを思い出してしまったヨ...。 ■諸星大二郎*1まで描いてしまった田中圭一には、もう描けぬものが無いのじゃなかろか。総務省も攻略済みだし「訴えないで下さい!」どころか、もう怖いものも無いのじゃなかろか。 ■ゼニゴケの繁殖力がもの凄いことになって居る。駐車場の際や店の裏手…

由無し事

|戯言| ■剣菱嬢の近況。おやつやご飯の際など、呼び掛けると自ら寄ってきて、足元へ全身をスリスリ及びグイグイっとやるのが、すっかり日課に。そのついでに、ちっこい頭と、機嫌が宜しければ喉元も触らせてくれるし(でも、こちらからは駄目なのね)、近頃では亀の子タワシによるブラッシング(是が何故だか食事中のみOK)も可能となった(笑)。ただし、時折タワシにバシバシっとおっかない猫パンチが繰り出されるので、はいはい。申し訳御座いません。全てはオイラの修行不足ですヨ、と...。 ■先日の太…

由無し事

|戯言| ■”ユーコン・クエスト”も”パタゴニア・エクスペディション”も、仲間が犬か人間かの違いは在るにせよ、実に壮絶で過酷なレースだよなぁ。自分には絶対に無理なのだけれど、観て居ると遥々憧れちゃうよなぁ。否、絶対に無理なのだけれども。絶対に無理なのだけれども。 ■剣菱嬢が、ご飯を食べる前に頭と喉を撫でさせてくれた。撫でさせてくれたついでに、おでこにくっ付いて居た蜘蛛の巣を取ってあげたら、空パンチが飛んで来た。ううむ、どうにも未だ雌猫の女子心が掴めない。 ■忍びちゃんがぶら下…

ソファーとパンチと蹴球覚え書

|戯言| ■遂に拙宅のソファーを処分するに至る。と申すのも、何を思ったか。若旦那が先週あたりから、ソファーの背もたれやら側面やらを豪勢に齧ることを日課とし始め、あっと云う間にあちこちがボロボロ。ガムテープで補強した上から、厚手の布を幾重にも被せるなどの策を講じるも、全くの効果無きまま、更なる破壊は進み、もはや打つ手も尽きたためである。想えば、爺様こと故アーロンの気に入りであったなぁ...などと、様々な記憶の染み込んだモノなので、何やら名残惜しい気もするのであるが、こうなってし…

由無し事

|戯言| ■小生の場合、桜の開花と花粉症のフェードアウトが重なるため、おつかいの道中、桜の木の塩梅を逐一観察するのが日課である。桜の見方に対する理由が理由だけに、我ながら風情もすったくれも無いわなぁ、とは想うが、何せこちとら死活問題なので、仕方が無い。 ■そんな訳で、花粉症もほぼ収束。近くの小学校の周りに植えられた桜が、丁度満開なのだけれども、良く見ると一本だけ既に葉桜となって居る木が在って、あらあら。何処の世界にもせっかちが居るもんだね。って、私もそうだった(笑)。 ■又こ…

由無し事

|戯言| ■と或る店の催し会場からあぶれた一見客(リア充だのインスタ女子だのナチュラル主婦らだの)が、何故か大挙して我々の所へドドドと押し寄せたため、須賀敦子全集や指輪物語などの読破に毎週通って下さって居る心善き方々には、実に申し訳ない程の騒々しい混沌の怒涛っぷりに、午後中振り回されて飛んでイスタンブール。あちらが草太兄ちゃんの大農場とするなら、こちらは五郎の石の家である。「オイラ、小さくやるんだぁ」である。従って、甚だありがた迷惑を被った格好となり、只心身の疲労だけが残った…

由無し事

|戯言| ■『ワイルドライフ』”ブラジル大湿原・最強ジャガーが巨大ワニを狩る”を観て居たら、またもや忍びちゃんが画面にじいと見入って居た。特に、一帯の主ジャガーが巨大なカイマンを仕留める映像には、大きな溜息のおまけ付き(笑)。ブラックホール誕生の謎にジャガーの生態と、忍びちゃんはドキュメンタリ番組好きなのかしらん? ■因みに若旦那はと云えば、こうした事柄には全く興味が湧かぬ質のよで、完全に我関せずの香箱寝。まぁ、若旦那の興味の先は全てが食料がらみ、であるからして。 ■「ホビさ…

由無し事

|戯言| ■自分が仮に猫であったとすると恐らくは十中八九”茶白”*1であろうなぁ、などと想った、そんな昼下がり。 ■どんな昼下がりであったかと云うと、野ネズミの頭無し屍骸を、剣菱嬢から土産に貰った昼下がり、なのであったヨ...。因みに本日の剣菱嬢は、軒下と裏手の野原、ほぼこの二箇所のみで活動してらっしゃった模様。超省エネ。 ■そんな剣菱嬢は、栄養状態がすこぶる宜しいよで、ぷりっぷりのむっちむち。些か食べ過ぎなのではないか?とも思うが、まぁ冬だしな...。 *1:所謂、白い部分…

由無し事と蹴球覚え書

|戯言| ■深夜のテレビ画面に張り付いて、忍びちゃんが『コズミック フロント☆NEXT』”超巨大ブラックホール誕生の謎”の解説映像に、じいと見入って居た。忍びちゃんは、やっぱりブキミちゃん。 ■折角の編み物の季節到来だと云うのに、さっぱり編みエンジンが作動しないなぁ、と思ったら、今年は三國氏の新刊が出ないからなのであった。成る程ね、と納得するのも何なので、靴下と帽子なんぞ編み始めた。良い塩梅にエンジンが動き出したら、その内にチョッキでも編みたい。 ■白菜を大量に頂戴したのは良…

由無し事

|戯言| ■実に様子の良い長袖の功夫着上下を見付けた。勿論、注文した。 ええ。李小龍や周星馳が着てたのと同じですけど、何か? 要するに、結局は只の功夫オタクじゃないかヨ...。 ■一週間程前から、剣菱嬢がせっせと夜も戻って来て寝泊りをして居る。と云うことは、もう殆どここに住んで居るも同然である(笑)。 ■若旦那が芋ドームの上に乗っかって、つぶれ芋として使うのを見た忍びちゃんが、それを律儀に真似するので、拙宅の猫ドーム類はことごとくつぶれて居る。

由無し事と開幕戦

|戯言| ■近頃のサイモン・ペッグときたら、ビール腹もすっきりしちゃって、何だか遠い人になっちゃったなぁ。だって我々のサイモン・ペッグは、家電屋のショーンで、エンジェル巡査部長だもの...。それでも好きだけどさ...。 ■先日放送の『サラメシ』に出て居た、大井川鉄道のSL機関士氏が、昭和の映画俳優みたいなキレのある男前だった。目が釘付けだった。 ■注文してあった功夫着上下が届く。縫製は思いの外しっかりして居るし、生地もなかなかで着心地、様子共々実に宜しい。尚、襟裏とズボン裏に…

食い意地 愚かしき個人的な嗜好

|戯言| 天麩羅にソースをつけて食す人が在るが、 予てより、どうにもあれには賛同できない。 からりと揚がった天麩羅は、生醤油、 もしくは、正統な天つゆでこそ食したいと想う。 しかし。 一晩置いた、前日の残り物の天麩羅、 それも茄子に限ってだけは、例外である。 かき揚げや海老などは是に含まれぬが、 何故だか、前日の残り物のふやけた茄子だけには、 醤油でもつゆでもなく、断然ソース*1が合うのだ。 天麩羅を拵えるときは、是が食べたいがために 茄子ばかりを多めに揚げて、わざわざ残す程…

由無し事

|戯言| ■故・アーロン爺のためにお供えした今年の茄子は、去年のよか早そうなのを選んだ。本来なら茄子は帰りの牛で、胡瓜が迎えの馬なのだろうけれども、まぁ、爺さんはおっとり猫だったので、どっちも牛で良いよね、と(笑)。 ■毎年恒例、怒涛の盆休み週間が未だ二日も残って居るヨ...。早く終わってくれ。そして、平静よ戻れ...。 ■で、そんな怒涛で蓄積した真っ黒いイガイガが、危うく容量オーバーになりそうだったため、夏用の半袖の功夫着*1を注文して解消(笑)。正しい目的で有意義な物事に…

由無し事

|戯言| ■一声掛けるでも無く、スマホで店内の写真を撮りまくる不躾な輩が多くて、ほとほと閉口気味の昨今。きちんと許可を求める人は、極めて稀である。が。 「フェイスブックに載せたいので、写真を撮っても良いですか?」 まぁ、そんな昨今ですからね、断りを入れると云うのは非常に感心だけれども、太字の部分は余計じゃないか?しかも何故ドヤ顔?ああもう、何か凄くモヤモヤする! ■先日、何かの拍子に『キャンディ・キャンディ』の話になった際、登場人物の中で誰が好きだった?と聞かれたので「そりゃ…

由無し事

|戯言| ■子供の頃から「冥王星」と聞くと、底知れぬ戦慄を覚える*1。否、正確には、土星までなら大丈夫なのだが、そこから先が、どうにもおっかないのである。太陽系に属しながらも、其処は太陽の光の殆ど及ばぬ、遠い暗い闇の世界である。 ■マララさんのよな立派な十八歳を見ると、己が同じ歳頃に如何様であったかを想い出しては、全く以って猛烈に申し訳ないよな心持ちとなる。ああもう、生まれて、すみません...(笑)。 ■気温がいきなり三十度を越え、猫らは超省エネモードで運転中。平素は腹など決…

小屋と由無し事

|小屋仕事| |戯言| ■今日は出勤前に一仕事。前回貼れなかった分の妻小壁のコンパネ貼りと、防水紙貼りの後、屋根が乗る前に済ませたい場所をコーキングした。未だ午前中だのに、結構気温が高くて汗をかいてしまい、仕事の前にささっと水浴み。暫くしてAちゃんと母*1が出勤してきたので、嬉々として小屋の進み具合を見せたところ、 「えー、本当に一人で作っちゃったよ、この人は」 「まったく、よくもまぁ...」 「私なら材木一本担ぐことを考えただけで、もう絶対に嫌だー」 などと、半ば呆れ顔であ…

由無し事

|戯言| ■知り合いの小母ちゃんに「え〜っ!うちの娘が一人で小屋なんか作るって云い出したら、お父さんにものすごく怒られるわよ!そんなの出来っこないし危ないから絶対駄目!って怒るわよ〜」と云われた。うちの父親は...怒るどころか手伝ってくれる。尤も。普通の娘は一人で小屋なんか作りたがらない、と想うけれども(笑)。 ■剣菱が随分と寛いで眠って居る風だったので、背中にそっと触れてみたたところ、とろんと片目を開けただけであった。お、是はもしかするといけるか?と再度触ろうと手を伸ばした…

由無し事

|戯言| ■気付けば暦は師走の只中。ここ暫くは若旦那のお小水関係だの通院だの、剣菱の世話だの篭絡計画だの...と殆ど不可抗力から猫にかまける一方で、長引く己の咳風邪すら後回しであったのだが、本日ようやっと、麦門冬湯を五日分買い求めるも、やらねばならぬ事柄が未だ幾つ在ることやら...。こんな調子でわたわたする内、年末なんぞ「あっ」と云う間にやって来るのであろうよ。 ■先日会った小学四年生の女の子。アイドルや若いタレントには殆ど興味が無く、好きな俳優は北大路欣也。当然、同年代の友…

由無し事

|戯言| ■忍びちゃんの頭部に鼻先を寄せたら、昔のぬりえ帳みたいな匂いがした。若旦那のはバタートーストみたいな匂いだった。 ■夕刻近くに姿を見せる、例のへんてこ柄の黒白猫。最初はチビ雌猫だと想って居たのだが、徐々に距離を詰められるよになって来た最近では、何だか案外年増のよな気もするし、雄猫(もしかしたら去勢済み?)のよな気もする。そもそも野良なのか、何処かの外猫なのか。或いは、飼い猫だったのが家出したものか。幾ら間近で観察したとて、触らせて頂けるよな素振りも無く、尻尾が邪魔し…

由無し事

|戯言| ■NHK『ドキュメント72時間』が気に入りの番組である。先日の放送は、知って居る人は知って居る浅草の喫茶店”ロッジ赤石”の濃過ぎる三日間だったのだが、一夜明けた本日は、まさに当店が赤石状態(笑)。 定年退職後に毎日10キロ近く歩いて居ると云う愉快な小父さん(矢鱈多趣味で会話が豊富)を皮切りに、久々に来店した常連のYさん(兎に角娘婿の家が気に入らなくて、ひとしきり愚痴ってすっきりしたい)や、同じく常連で暇を持て余す組合の元会長さん(近頃では衰えが目立って同じ話のループ…

リア充様お断り

|戯言| 怒涛のお盆週間が嵐のよに過ぎ去った後の残骸を前に、只々消耗し切って、半ば阿呆のよな顔で放心して居る。嗚呼、長丁場だった...。 当店は、イーニドちゃんやナード君をはじめ、おたくカップル(或いは夫婦)や、仕事に疲れたお一人様社会人戦士、ママ友の徒党へ加わらぬハードボイルドな主婦の皆様など。日常で世間のリア充な人々とリア充的価値観に囲まれ、うんざりして疲れ果てた、所謂世間が”非モテ”と呼ぶ世界に住まう人々のための、ささやかな憩いの隠れ家であるので、他に幾らでも選択肢の在…

由無し事

|戯言| ■もう終いとなった七月の暦へ「気が利きすぎて間が抜ける」と云う諺が添えられて居たことに、今日気付く。何故、是なのか?*1 ■先日『BANANA FISH』を読み返しながら改めて想ったのだが、初めの頃の大友克洋チックな絵柄(個人的には好きだけど)のままだったら、後々作中でしきりに語られる魔性だ神の器だ云々のアッシュ伝説の説得力は、やっぱり薄かっただろなぁ、と。*2 ■八十年代漫画懐古に浸って、今日は細野不二彦『東京探偵団』を読んで居る。今読んでも洒落てるねぇ。 *1:…

黒の叫び

|戯言| 今日も又、忙殺されて心身ともに疲れ果て。 品川ナンバーのドイツ車娘どもの不躾に、 勘違い田舎カップルどもの無知に、 泣き叫ぶ赤子連れの友達母娘の横暴に、 只ひたすら耐え、ぐっと堪えて心の中で中指立てる。 Soundgarden - Black Hole Sunそんな真っ黒いオイラの安らぎアンセムじゃ...。

由無し事

|戯言| |蹴球| ■『クラウド・アトラス』のベン・ウィショーを観ながら、やっぱり”本物”は違うな、と想った。 ■NBCドラマ『ハンニバル』シーズン1をお借りし、連日満喫中。ミケルセン氏のレクター博士は素敵なお洒落さんなので、料理の腕前と共に、毎回のお召し物も愉しみなのだが、片やヒュー・ダンシー演じるところの、アスペルガーなグレアム君*1の服装ってのが、博士とは実に対照的で、何と云うか、いつも同じなのである。決して”同じのを着て居る”のでは無く、正確には”同じよなのばかりを着…

由無し事

|戯言| ■カラオケ(を歌わされるの)が心の底から大嫌いなのだが、組合の懇親会でどうしても一曲は歌わねばならぬよな流れとなり、仕方が無いので腹を括り、散々考えた末、越路吹雪の『サン・トワ・マミー』にしようと思ったら、どうやら機械の調子が悪かったらしく、結局カラオケは取り止めになった。命拾いした。 ■一時は止まって居たかに見えた忍びちゃんの成長が、最近になって著しく、これも漢方のお陰だわ、と嬉しく想うのと同時に、猫プロレスなどの様子を見るにつけ、若旦那が威勢負けして居るよな気が…

由無し事

|戯言| ■近所のスーパーへ出掛けたら、出入り口付近の地べたへ、やさぐれた小学生の兄弟がミニチュア・ピンシャーを連れて座り込んで居た。こう云っては何だが、高価な犬を養ってゆける程、暮らし向きに余裕の在る家庭の子供とは見えず、帰り道、犬の将来について暫し考えてしまった。 ■仕事を終えて帰ると、忍びちゃんの姿が見当たらないので、あちこち探して廻ったところ、何故かひっくり返った状態の若旦那用バックパック型キャリアの中に居た。しかも出てくる気配がまるで、無い。 ■忍びちゃんは”ビルボ…

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